ダイキンは6月6日、まもなく梅雨シーズンに突入するのに合わせ、「上手な部屋干し方法」についての情報を公開した。
同社が2019年4月、首都圏在住、共働きの核家族世帯既婚男女400名を対象に、「部屋干しの実施状況」について調べたところ、状況に応じて部屋干しすることがある世帯は6割以上、毎回部屋干ししている世帯は約2割で、合わせると部屋干し率は約8割だった。
洗濯物の部屋干しをする時に気になること、困っていることを聞くと、TOP5のうち「カラッと乾かない」「洗濯物が臭くなる」「外干しより乾くのに時間がかかる」「部屋がじめじめする」など、湿度に関する困りごとが4つを占めた。
同社によると、洗濯物の乾き方や乾く速さは、洗濯物の周りの「空気」の状態と大きな関係があるという。洗濯物は、含まれる水分が湿気となって空気中に蒸発していくことで乾いていくが、密閉された室内は湿気が溜まりやすく、良く晴れた日の外干しと比べ、洗濯物に含まれた水分が蒸発しづらい空気環境にある。生乾きの状態が長く続くと、繁殖した細菌によるイヤなニオイが発生することがあるという。
同社は洗濯物の上手な部屋干しの方法として、3つのポイントを挙げている。まず「室内でも風通しの良い場所に干すこと」。洗濯物の周囲にタンスやソファなどの障害物を置かず、風通しの妨げになる物がない場所に干すのがよいという。
「洗濯物に風を当て、水分の蒸発を促す」ことも大事なポイント。扇風機やサーキュレーターなどを使って、洗濯物に風を当てて水分を追い出して乾かす。洗濯物の間を風が通り抜けるように設置すると効果的とのこと。
「エアコンや除湿機を使って洗濯物から蒸発した大量の水分を回収する」方法も効果的だという。エアコンや除湿機を使うことで、室内の湿度上昇が抑えられ、洗濯物からの水分が蒸発しやすくなる。エアコンの機種によっては、部屋干しに適した温度・湿度設定で運転する「ランドリー機能」が搭載されたものもあるため、生活スタイルや部屋の環境に合わせて使うことをすすめている。
「ダイキン工業【公式】YouTubeチャンネル」では、「上手な部屋干しの方法」に関する動画を公開している。