クロス・マーケティングは6月6日、「新型コロナウイルス生活影響度調査」の結果を発表した。調査は5月27日~29日、全国47都道府県に在住する20~69歳の男女2,500名を対象にインターネットで行われた。同調査は、第1回(2020年3月12日~13日)から定期的に実施しており、今回で第31回となる。
厚生労働省では5月20日、マスクの着用の考え方及び就学前児の取扱いについて変更を発表。屋外で2メートル以上他者との距離が確保できる場合などはマスクを着用する必要はないこと、就学前の子どもは2歳以上でも他者との距離にかかわらずマスク着用を一律には求めないことなどを示した。
発表後に実施された今回の調査では、「直近1週間の不安度」は3.6p減の27%、「将来に対する不安度」は4.6p減の40%、「直近1週間のストレス度」は若干減の39%となり、不安度、ストレス度ともに、2022年の1月から減少傾向となった。
家の外や外出先におけるマスク着用については、「外さない」が70%を占める結果に。また、マスクを着用すべきシーンは、「公共交通機関での移動中」「商業施設」「勤務先」「娯楽施設」「飲食店内」が多く、特に女性や中高年は「外でマスクを外さない」「あらゆるシーンでマスクを着用すべき」と回答した人が目立った。
マスクを着用すべき子どもの学齢を聞いたところ、「小学生」(60%)、「中学生」「高校生」(ともに61%)で6割を超えたが、未就学児である「5~6歳」は32%、「3〜4歳」が19%にとどまった。
次に、コロナ禍における体調・精神面の変化を調べたところ、コロナ禍前より体調面が悪化した人は20%。症状としては、「目の不調」「肩・首すじのこり・痛み」「身体の動きの軽さ重さ」「全身的なだるさ、倦怠感、疲労感」を訴える人が多い結果に。一方、精神面が悪化したは26%。「メンタル不調、鬱々とした気分」「日々の充実感」「意欲・やる気」の不調をあげた人が目立った。
また、コロナ禍で「体重が増えた」人は3割であり、増えた体重は平均で4㎏という結果に。自身の体調改善のため“普段行っていること”を聞くと、「散歩・ウォーキング」「ストレッチ」「体重測定、スマートウォッチなどでの健康管理」が上位にあがった。