パーソルキャリアは6月6日、「転職人気企業ランキング2022」を発表した。調査は2月18日~25日、22歳~59歳の正社員男女5,037名を対象に、同社運営の転職サービス「doda」にて行われた。
調査対象の会社員に対し、「転職したい会社」を自由形式で1位〜3位まで記入してもらい、持ち点10ポイントの中から、それぞれの企業への志望度合いに応じて自由にポイントを振り分けてもらった。
その結果、2022年の転職人気企業ランキングTOP3は、3年連続で1位「トヨタ自動車」、2位「グーグル」、3位「ソニー」という結果に。投票ポイントに目を向けてみると、2位の「グーグル」が前年(3,977pt)から4,441ptアップし、「トヨタ自動車」(5,036pt)とのポイント差を、1,350から595まで縮めた。
続く4位の「アマゾンジャパン」は、2年連続で順位を上げており、回答者からは「サービスを最も利用している」「名のある会社で、今のご時世かなり需要があると感じる」などといった声が寄せられ、コロナ禍でEC市場を牽引している同社に支持が集まる結果に。
また、前年TOP10圏外だった「リクルートホールディングス」が、19位から9位まで順位を上げたほか、コロナ禍でのビデオ会議やテレビ電話などPCの重要性の高まりを受けたことで、「日本マイクロソフト」が2019年の25位から3年連続で順位を上げ、今回15位にランクインした。
業種別にみると、「メディカル」では、国内初の新型コロナ治療薬(飲み薬)の開発で話題となった「塩野義製薬」が前回圏外から3位になるなど、15社のうち6社が新たにランキング入り。
また、「旅行・レジャー・エンターテイメント」では、近年子どもがなりたい職業の1つに挙がっているYouTuberをマネジメントする「UUUM(ウーム)」が20位にランクイン。コロナ収束への期待の表れからか、旅行会社の「エイチ・アイ・エス(HIS)」(9位)や「帝国ホテル」(13位)も新たにランクインした。