歌手のYUKIが、17日(22:00〜)に放送されるニッポン放送『松任谷由実のオールナイトニッポンGOLD』にゲスト出演する。

  • 左からYUKI、松任谷由実 =ニッポン放送提供

「お互い“さん”付けはなしにしよう」と“ユーミン”呼びを促すユーミンにYUKIが「外タレみたいに楽屋がムーディーだった」と初対面時の想い出を明かすなど、和気あいあいとした雰囲気で収録はスタートする。

松任谷いわく「アルバムごとにサウンドが良い意味で変わっていて“制作好き”の印象」のYUKI。「歌の実験というか、やったことのないことをやってみたくなる」と話し、松任谷に「YUKIはセンスがいい」と言われると感激した様子を見せる。

さらに松任谷のアルバム『深海の街』に希望を感じたというYUKIは、松任谷の楽曲制作への姿勢に「ミュージシャンとして間違ってない、と勇気をもらった」と両手を挙げて喜んだ。

また、YUKIが「絶対ユーミンに聞こうと思ってた」という“ドラマー”の話になると「ドラムがアンサンブルを決める」と語る2人。自身のサウンドを作り上げるミュージシャンについて、「最初は自分でライブを見に行ったり、好きなバンドのドラムの方にお願いしたり、一人ひとりお声がけしていった」とYUKIが明かすと、松任谷は「自分で自分のサウンドを手に入れていくってすごいね」と感心していた。

さらに、今年ソロ活動20周年のYUKIだが、「1人になってから2〜3年はずっと試行錯誤だった」というソロデビュー当時の葛藤、“こう見えたい”と頑なだったところから、松任谷が絶賛する3枚目のアルバム『joy』にたどり着くまでの過程も明かされる。

YUKIが「ここまで来れたのは、聴いてくださる方や周りのスタッフのおかげ。その感謝の気持ちを1年かけて歌やコンサートで伝えていきたい」と改めて20周年への思いを語ると、松任谷も50周年を迎えたからこそ感じる「成長と劣化」、スタッフ・チームへの思いを明かす。

楽曲制作についての話はもちろん、お互いの音楽に出会ったきっかけ、ユーミンによるYUKIの発声の分析、YUKIによる松任谷のイメージの解説など濃密な音楽談義が繰り広げられ、20周年を記念したEPの話では、松任谷の言葉にYUKIが涙する場面も。お互いの楽曲のリクエスト曲やその選曲理由にも注目だ。