大和ハウス工業とJR貨物は、両社の共同事業として建設を進めていた北海道最大のマルチテナント型物流施設「DPL 札幌レールゲート」の竣工を発表した。

  • 「DPL 札幌レールゲート」外観イメージ

「DPL 札幌レールゲート」は、北海道最大の貨物取扱量を誇る貨物駅である札幌貨物ターミナル駅の構内に立地。車両専用連絡通路で同駅と結ばれ、鉄道コンテナによる全国各地への輸送が効率的に行える。札幌駅から10km圏内、道央自動車道大谷地ICから約1kmに位置し、北海道全域へのアクセスも良い。

建物は地上3階建てで、敷地面積5万348平方メートル、延床面積8万6,276平方メートル。雪や雨などの天候の影響を受けることなく荷物の積み下ろしや通行ができるように、1・2階に中車路や屋内スロープ、屋内トラックバースを設けた。

  • 「DPL 札幌レールゲート」施設内イメージ

施設全体では170台分のトラックバースを用意。トラックの入場予約システムを活用し、トラックバースへの接車前後の時間のロスを減らす。共用スペースには、カフェテリアやコンビニエンスストアが入るスペースを設け、就労環境を整備した。1区画約5,400平方メートル(約1,633坪)から入居可能で、最大12テナント入居できるという。