登録済の番号に電話するとき、「最後の回線が利用できなくなりました」と表示されることがあります。それは電話アプリの着信履歴だったり、連絡先アプリに登録された番号だったりしますが、すぐにはダイヤルされず、「残存する回線で通話しますか?」と確認されるところまで同じ。実際に自分の電話番号が変更されたのならともかく、変わらないのなら気になりますよね。
結論からいうと、この「最後の回線が利用できなくなりました」から始まるダイアログは無視してかまいません。ダイアログ上の「発信」ボタンをタップし、かけようとしていた番号へそのまま発信すれば問題は解決されます。
これはeSIMに対応したiPhone XS/XS Max/XR以降のモデルで、物理SIMカードのみで利用しているにも関わらず、有効なeSIMがあるとiPhoneが誤認識したとき発生します。メッセージを無視して発信を続ければいいだけのことですが、たびたび表示されて煩わしいという場合は、着信履歴を削除すると発生しなくなります。
いちど有効にしたeSIMを後日削除した、実際に物理SIMカードとeSIMの2回線を利用しているという場合は、発信に使用する回線をSIMカードの番号のものに変更します。連絡先アプリで対象人物の項目を表示し「編集」をタップ、表示された項目の中から「主回線を使う」を選択すればOKです。
なお、この問題はiOS 15へアップデートしてから発生するようになったという報告もあります。繰り返し問題が発生する場合は、iOSを最新のものに更新してからiPhoneを再起動してみましょう。