文化庁は、インターネット上の海賊版による著作権侵害対策情報ポータルサイトを6月1日に公開した。

同ポータルサイトでは、著作権制度の基本的な考え方や海賊版について知る「著作権の基本と海賊版」、インターネット上で自身のコンテンツの海賊版を見つけた時の対応をまとめた「初めての『削除要請』ガイドブック」、これまで海賊版対策の経験がない方でも活用できる「著作権侵害(海賊版)対策ハンドブック」が閲覧できる。

インターネット上で音楽・アニメ・映画・マンガ等の様々なコンテンツを無断でコピーし、正当な対価を権利者に支払うことなく利用できる状態にした著作権侵害コンテンツ(いわゆる海賊版)は多く流通しているが、文化庁によるとこうした状況において、日本の権利者は、例えば米国の権利者と比較して権利行使をしない傾向にあり、結果的に海賊版の被害を拡大させているという指摘もあるという。

ガイドブック以外にも、海賊版による著作権侵害についてよくある質問をまとめたコンテンツもあるため、著作権侵害を受けた際の参考にしてほしいとのこと。