現地時間5月31日、フランス政府は、英語のまま使用されているゲームの専門用語を、フランス語化するよう公式に推奨すると発表。近年、世界的にeスポーツが定着する中での発表に注目を集めている。

  • ゲーム用語で英語禁止令? フランス政府によるゲーム用語の自国語化が話題に

    「マッチメイキング」を「appariement de joueurs.」と言い直さなければいないなんて…

今回、フランス文化省のフランス語強化委員会は、ゲームに関連する用語の自国語化リストを公開した。例えば、「クラウドゲーム」は「jeu vidéo en nuage.」や「無料プレイ」は「jeu vidéo en accès gratuit.」、「ストリーマー」は「joueur, -euse-animateur, -trice en direct, joueur, -euse en direct.」などその語句に相当するフランス語に。

同国は以前から言語政策に力を入れており、1994年には、フランス語の保護を目的とした法律である「トゥーボン法」が制定されていた。この法律は広告や、契約書、製品の使用説明書などをフランス語で制作することを義務付けるものだ。

ネット上では「それは絶対にばかげており、これが積極的に適用される可能性はほぼない。「クラウドゲーム」よりも『jeuvidéoennuage』の方がわかりやすいとは言えない。」「これはトロールだと言ってくれ」「それは私を殺すことだ」など現地のゲーマーの怒りの声が寄せられた。