ヤフーは、Androidアプリ「Yahoo!ブラウザー」が搭載する「カメラ検索」において、AIによる画像解析技術で施設や観光名所などを検索できる「スポット検索」の提供を開始したことを発表した。

  • 画像から似ている商品などを検索できる「カメラ検索」に新機能「スポット検索」を追加

Yahoo!ブラウザーでは2020年8月より、画像から似ている商品などを検索できる機能である「カメラ検索」をトップ画面に設置。対応カテゴリーは「ファッション」「食品」「インテリア」「家電」「有名人」など随時拡大しており、今回新たに「スポット」を追加した。

AIを用いて、検索画像から施設や観光名所などのスポットの特徴を数値化して抽出。画像から抽出した特徴と多数のスポットの特徴を保持したデータベースを照合することで、スポットの識別が可能となる。これにより、ユーザーは「WebページやSNSで見つけたスポットはどこにあるんだろう?」「街中で見つけた建物の名前はなんだろう?」といった疑問を解決できるとしている。

現在、検索できるスポットは国内約2万件で、ユーザー自身が撮影した写真やスマホに保存されている画像、Webページの画像から検索できる。なお、検索対象スポットは順次拡大予定とのこと。

  • スマホに保存されている画像での検索と、その場で撮影しての検索、Yahoo!ブラウザーで閲覧しているWebページ上の画像を長押して行う検索の3通りがある

検索結果には、スポット名・関連画像・説明文・住所などを表示。Web検索により知りたいスポットの情報を簡単に深掘りできる。「関連検索ワード」にはスポット名と一緒によく検索されているワードが並ぶ。