アユートは、4.4mm 5極バランス出力を備えたAstell&Kernの小型USB DACアンプ「AK HC2」を6月17日に発売する。価格は29,980円。カラーはDark Silver。
スマートフォンなどにつなげるケーブルタイプのUSB DACアンプで、本体に4.4mmバランスのヘッドホン出力と、直付けのUSB Type-Cケーブルを装備。USBバスパワーで動作する。製品名や概要は5月に公開しており、今回発売日と価格が正式に決まった。
六角柱のような形状のアルミボディには、“Slope”というデザインコンセプトをあらわすように、斜めに走るスロープをあしらっており、使いやすさとバランスの良いデザインも採り入れたという。
また、統合音楽再生ソフトの「Roon」でテスト済みのデバイスであり、簡単なセットアップと日々の使用を保証するためにRoonチームによってプロファイリングされているとのこと。
主な仕様に変更はなく、シーラス・ロジックのDACチップ「Master HIFI DAC CS43198」をデュアルDAC構成で搭載。最大384kHz/32bitまでのPCMと、DSD256(DSD 11.2MHz)までのネイティブ再生に対応する。
【訂正】初出時、対応するPCM音源のサンプリングレートについて「最大368kHz/32bitまで」と記載していましたが、発表に誤りがあり、正しくは「最大384kHz/32bitまで」でした。当該箇所を訂正しました(6月8日 14:55) |
4.4mm 5極(GND接続あり)のバランス出力を備え、4Vrmsの高出力とノイズフリーなサウンドを実現。また、銅芯線に錫コーティングを施した高耐久性デュアルノイズシールドケーブルを採用しており、腐食防止と引っ張り力の強化で耐久性を強化。ケーブル全体をアルミフィルムで包み、錫メッキ銅線を編むことで、ノイズによる音への干渉を極限まで抑えた。
AKプレーヤーで使っている、電源変動を抑制して安定したシステムとオーディオ性能を実現するテーラード超小型タンタルコンデンサーを搭載。最適なオーディオ回路を構成し、性能を落とさず小型化を追求した。また、Astell&Kernが培ってきた独自のオーディオ技術によって、消費電流を最小限に抑えながら出力とオーディオ性能を高めている。
USB-Cポートを備えたAndroidスマートフォン/タブレットのほか、Windows 10/11やMac OSを搭載したPCでも利用できる。付属のUSB-C to LightningアダプターでiOSデバイスにも対応する。
Android OS用には、新開発のボリューム調節連携アプリを用意する。USB DACをAndroidデバイスに接続すると、接続した機器が自動的に最大音量に設定されたり、逆に小音量で再生されるといった互換性の問題が起きることがあり、それを解決して音量を細かく調整できるようにコントロールアプリを提供する。