就活生向け企業口コミサイト「就活会議」が、「学生が本当に行ってよかったINTERNSHIP2022」を発表した。対象となるインターンシップは2021年6月~9月のサマーインターンシップで、参加した学生から寄せられた256件の体験記をもとに評点を集計している。

  • 就活会議「学生が本当に行ってよかったINTERNSHIP2022」

就活会議に寄せられた参加レポートでは、コロナ禍でのインターンシップ開催となった昨年夏はその前年に比較して、オンライン開催のインターンシップが全体の6割から8割へ増加したことがわかった。

今回、上位にランクインした企業に共通したポイントが、「企業理解・職種理解が深まるテーマ」と「手厚いメンターのフィードバック」。上位にランクインした多くの企業で、新規事業立案やクライアントの課題解決などの「企業理解・職種理解が深まるテーマ」でインターンシップが実施されていた。

実際に寄せられた感想でも、「仕事のイメージが掴めた」と回答した学生が多く、高評価に繋がっており、インターンシップが企業理解・職種理解に役立つことで、その後の本選考への参加意欲が高まっている様子が伺えたとのこと。

また、「手厚いメンターのフィードバック」という観点では、少人数のグループや個人単位でメンターがつく企業が上位にランクイン。一人ひとりに手厚いフィードバックがあることで「自身の成長につながった」という声や、メンターと話す機会が十分にあることで「企業のカルチャーに触れることができた」という声も。

コロナ禍によるオンライン開催でも、メンターとのコミュニケーションを通じて企業とのマッチングができる企業が高評価を得ていたことから、事業以外の魅力も直に触れて知ることができることが、学生にとって、インターンシップに参加する大きなメリットになっているようだ。

学生満足度上位企業は以下の通り。

【総合評価が高かった部門】
総合的に満足度が非常に高く、 その後の就職活動に良い影響があったと評価された企業
1位 株式会社NTTドコモ
2位 株式会社日立製作所
3位 株式会社三菱総合研究所
4位 AGC株式会社
5位 株式会社村田製作所

【業界理解が深まった部門】
実施企業に対する理解のみならず、 その業界全体の理解も深まったと評価された企業
1位 三菱UFJモルガン・スタンレー証券株式会社
2位 富士フイルム株式会社
3位 AGC株式会社
4位 株式会社村田製作所
5位 みずほ証券株式会社

【メンターのコミット部門】
「社員が全力で取り組んでくれた」「積極的にフィードバックをくれた」等メンターに対する評価が高かった企業
1位 日鉄ソリューションズ株式会社
2位 株式会社NTTドコモ
3位 株式会社オービック
4位 日本電気株式会社
5位 アビームコンサルティング株式会社