SOMPOひまわり生命保険は5月31日、「同居家族の喫煙に対する実態調査」の結果を発表した。調査は4月28日~5日9日、喫煙習慣がある家族と同居する20代〜60代非喫煙者1,051名(男性515名、女性536名)を対象にインターネットで行われた。
はじめに、「喫煙習慣がある同居家族に対して不快に感じたことはありますか?」と尋ねたところ、73.1%が「不快に感じたことがある」と回答。具体的には、「煙が臭い」という理由が圧倒的に多く、次いで「衣類や頭髪にタバコのにおいがつく」「室内の壁などが汚れる」「口臭がする」が上位に。また、女性は全世代にわたって「外出時に喫煙が終わるまで待たされる」という声も目立った。
続いて、「喫煙習慣がある同居家族に、禁煙してほしいと思いますか?」と聞いたところ、80.5%が禁煙を望んでいることが判明。特に全世代にわたって女性ほど、禁煙してほしいという意向が高いことが明らかに。理由としては、「喫煙者の健康面が心配」という声が圧倒的に多く、次いで「家の中のにおいが気になる「自分への健康被害が心配」と続いた。
また、禁煙を促すアプローチをしているか尋ねたところ、53.9%が「している」と回答。具体的には、「喫煙者自身の健康を心配する」や「周囲への悪影響(受動喫煙)を伝える」という人が多く、「禁煙外来を勧める」という人も。え一方、禁煙を促すアプローチをしない人からは、「喫煙に対して不満がない」という声のほか、「マナーを守っていれば問題ないと思う」「喫煙者のストレス発散方法を奪う」が上位に並んだ。
最後に、喫煙することによる健康被害についてどの程度知っているのかを聞いたところ、「がん」や「ニコチン依存症」が突出して高い結果に。次いで「呼吸器疾患」「循環器疾患」と続き、さらに、女性を中心に「妊娠出産への影響」も上位に。一方で、糖尿病や白内障につながる要因としては知られていない現状が明らかとなった。