タレントの西川きよしが、4日に放送されるBS日テレのバラエティ番組『おぎやはぎの愛車遍歴 NO CAR, NO LIFE!』(毎週土曜21:00～)に出演する。

  • 西川きよし＝BS日テレ提供

5月に運転免許を返納し、話題になった西川。かつては整備工場で働き、クルマとは切っても切れない関係にあった半生を振り返る。

幼い頃の車の記憶といえば、父が運転するタクシーだったという西川。父が事業に失敗し、高知から大阪へ。父が帰宅し、食事する間だけ、運転席で妄想ドライブ…それが、きよし少年の密かな楽しみだった。

しかし、貧乏ゆえに高校進学の道を断たれることに。「腕に技術を身に付けなさい」という母の助言を胸に、決めた働き先は自動車の整備工場だった。番組に最初に登場した1台は、当時の愛車…ではなく、よく修理したという思い出の車。ボンネットの中を確認し、思わず「懐かしいなぁ!」と喜ぶ姿に、MCのおぎやはぎ・矢作兼も「ここを見て懐かしいって、一番言ってるもん」と驚く。

整備工時代の思い出は尽きず、当時の母とのやりとりを思い出しては涙する場面も。しかし、作業中に見舞われたある事故によって、職を離れることになる。

次に目指したのは、まさかの芸人。当時の同僚たちの言葉がきっかけだったという。“当たって砕けろ”精神で、師匠たちの門を叩きまくった日々。執念が実って、とある大物芸人から楽屋に呼ばれた感動を、昨日のことのように回想する。

“やすきよ”で漫才界を席巻した西川。横山やすしさんからのカッコ良すぎる口説き文句に、矢作も思わず絶句する。そして、やすしさんがアメリカで買ってきた、とんでもないお土産についても振り返る。あまりのスケールの大きさに、矢作も開いた口がふさがらない。

仕事とともに、プライベートも充実。21歳の若さで、妻・ヘレンさんと結婚した。急接近の意外なきっかけや、芸能界きってのおしどり夫婦誕生の秘話も明かす。

紆余曲折を経て、ようやく登場する西川の初愛車は、昭和を代表する国産の人気スポーツカー。当時は「これに乗ったら月に行けるくらい」と舞い上がったという。しかし、ヘレンさんから“あるお叱り”を受け、買い替えることに。新たな愛車は、国産の人気高級車。かつての愛車との対面に、当時の境遇をだぶらせながら、「本当に人生を映しますね、車っていうのは」と感慨にふける。