EIZOは6月2日、USB Type-C接続の23.8型フルHD液晶ディスプレイ「FlexScan EV2490」を発表した。ブラックとホワイトの2色を用意。6月24日に発売する。直販サイト「EIZOダイレクト」での価格は59,950円。
「FlexScan」シリーズの最上位機能を備えるモデル。ノートPCとUSB Type-Cケーブル1本で接続すると、画面表示、音声再生、PCへの給電(最大70W)、USBハブ、有線ネットワーク(Gigabit Ethernet)機能を利用できる。USBハブはUSB Type-A×3ポート、USB Type-C×1ポートを装備。ただしこれらをすべて得るには、接続するノートPC側のUSB Type-Cポートが、データ転送、USB PD(Power Delivery)による給電、DisplayPort Alternate Mode(映像出力)に対応している必要がある。
液晶パネルは視野角の広いIPS方式。色域はsRGB相当で、解像度は1,920×1,080ドット(フルHD)だ。ディスプレイのデイジーチェーン接続にも対応しており、本機を経由して別のディスプレイをUSB Type-Cで接続することで、マルチディスプレイ環境を広げられる。デイジーチェーンの互換性情報については、EIZOのWebサイトを参照のこと。
スタンドの調整範囲は、上35度・下5度のチルト、344度のスイーベル、および左右90度のピボットと191.2mmの高さ調整にも対応。外装には再生プラスチックを62%使用し、製品を保護する梱包材には環境負荷を低減する再生紙素材(段ボール・パルプモールド)などを採用している。
そのほか主な仕様は、視野角が水平垂直とも178度、輝度が250cd/平方メートル、コントラスト比が1,000:1、応答速度が5ms(中間階調域)。映像入力インタフェースは、USB Type-C×1、HDMI×1、DisplayPort×1。1W+1Wのスピーカーも内蔵する。本体サイズはW537.8×D230×H322.4~523.6mm、重さは約7.2kg。