ソニーは6月1日、デジタル一眼カメラ「α」シリーズ用のAPS-C対応Eマウントレンズとして、パワーズーム搭載のGレンズ「E PZ 10-20mm F4 G(SELP1020G)」を発表した。6月24日に発売し、価格はオープン、推定市場価格は100,000円前後。
E PZ 10-20mm F4 G(SELP1020G)は長さ55mm・重さ178gという、Eマウントレンズとして世界最小・最軽量(ソニー調べ)となる超広角レンズ。焦点距離は10~20mm(35mm判換算15~30mm相当)で、ズーム全域で開放値F4の明るさを持つ。
レンズ構成は8群11枚で、3枚の非球面レンズと2枚のEDガラスを最適に配置。諸収差を低減するとともに、画面中心から周辺部分まで高い解像性能を発揮する。
パワーズーム機構はリニアモーター×2基を使用することで、スムーズなズーム動作と高い静粛性を両立させた。ズーム操作用として、応答性に優れるズームリングと一定速度のズームコントロールが可能なズームレバーを備える。ズーム時でもレンズの全長が変わらないインナーズーム構造で取り回しやすく、レンズの重心変動も少ないため、ジンバルを用いた撮影でも安定する。
最短撮影距離はAF時で0.2m、MF時で0.13-0.17m。最大撮影倍率はAF時で0.14倍、MF時で0.18倍。絞り羽枚数は7枚。防塵防滴に配慮した設計となっており、フィルター径は62mm。本体サイズは最大径69.8×長さ55mm、重さは178g。