三菱地所・サイモンは6月2日、WHILLが開発する免許不要の近距離モビリティ「WHILL」をシェアリングサービスで使う実証実験を発表した。実施場所は三菱地所・サイモンが運営する、静岡県御殿場市の「御殿場プレミアム・アウトレット」。開始日は2022年6月10日。

  • WHILLシェアリングサービスの実証実験を御殿場プレミアム・アウトレットで行う

WHILLは免許不要で歩道を走行できる、スクーター型の近距離モビリティ。デザイン性が高く、シニアカーよりも手軽に乗れるという特徴がある。

この実証実験の背景には、御殿場プレミアム・アウトレットの店舗面積が国内アウトレットで最大(三菱地所・サイモン調べ)となり、長距離・長時間の歩行が難しい人が広い場内を回り切れないという課題がある。この課題を解決するため、免許不要で施設内を走行できるWHILLシェアリングサービスの実証実験を開始する。

実証実験では、「疲れを気にせず存分に買い物を楽しみたい」「自分のペースでお店を回りたい」「家族とお喋りしながら服を選びたい」といったニーズにWHILLが対応しているかを確認するとともに、実際にプレミアム・アウトレットに導入する場合の課題収集も行い、今後の検討に活かしていくという。

シェアリングサービス 実証実験 概要

  • 実施期間:2022年6月10日~19日10時~18時 ※雨天時は運用なし
  • 実施場所住所:静岡県御殿場市深沢1312
  • 運用機体:6台(WHILL Model C2 4台/WHILL Model F 2台)
  • 貸出ポート場所:2カ所(EAST ZONE P7駐車場前広場​/WEST ZONE Gap前広場)
  • 利用可能エリア:御殿場プレミアム・アウトレット全域
  • 利用方法:貸出ポートに設置してあるタブレット端末で操作方法を確認後、乗車可能
  • 利用条件:フットサポート(足置き)に足がつく、体重115kg以下など