IBJが運営する結婚相談所ネットワーク「日本結婚相談所連盟」が、2021年度に成婚した会員の実績と傾向をまとめた「成婚白書2021年度版」を公開した。調査は日本マーケティングリサーチ機構より2022年1月に実施。対象は、日本結婚相談所連盟で成婚退会した9,987名。

  • 結婚相談所ネットワーク IBJ日本結婚相談所連盟調べ

日本結婚相談所連盟における成婚者の傾向として、交際から約4か月で成婚へと至り、在籍期間は10か月未満。2020年と比較すると、交際日数の変化はなく在籍日数が1か月以上減っており、「運命の相手(成婚相手)」とより早く出会えている傾向がみられた。

また関東・東海・関西エリアを全国と比較すると、以下の特徴が見受けられたそう。

●関東:お見合いが活発に行われ、短い期間で成婚へと至っている
●東海:10回未満と比較的少ないお見合いで成婚までつなげている
●関西:男女共にお見合いの申込数より申受数の方が多いことから、活動のしやすさがうかがえる

「年齢」と成婚のしやすさでは、男女とも年齢を重ねるごとに、相対的に成婚しにくくなっている一方で、2020年と比較すると、20代~40代の成婚しやすさが約13%下がり、逆に45歳以上のミドルシニア層の成婚しやすさが約13%上がっているため、年齢による差は縮まっていた。

また男性の成婚者における「年収」の構成は、400万円~700万円が全体の54%を占めていた。成婚のしやすさを「年代」別に見ると、20代~30代は400万円、40代は600万円、50代は1000万円から成婚しやすくなり、年齢が上がるにつれて高年収が求められる傾向がみられた。

なお「飲酒」と成婚のしやすさでは、男女ともにお酒を「飲む」ほうが「飲まない」よりも成婚しやすく、「喫煙」と成婚のしやすさでは、男女ともに「吸わない」ほうが「吸う」よりも成婚しやすいことが顕著に現れていたとのこと。