女性のための快適住まいづくり研究会は、「マンション購入に関するアンケート」の結果を5月31日に発表した。調査は5月2日~9日の期間、同研究会会員の20代〜70代以上の女性578名(うち未婚者76.5%)を対象にインターネットで行われた。
はじめて購入したマンションの価格を教えてもらったところ、「3,000万円台」が最も多く43.8%。次いで「2,000万円台」(25.4%)、「4,000万円台」(17.3%)という結果に。頭金は約3人に1人が「100万円未満」であり、その割合は前回調査から増加傾向に。一方で40歳以降を中心に「1,000万円以上」用意している人も2割と、2極化が進んでいるよう。
また、購入したマンションには、「一人で住んでいる」(69.0%)との回答が7割を占めたほか、売却や買い替え、人に貸して家賃収入を得る人が12.9%おり、4人に1人は今後、2戸以上のマンションの所有を希望していることがわかった。
続いて、実際に購入したマンションに住んでみて、もっと重視すればよかったと思う点を教えてもらったところ、「広さ」(25.4%)、「収納量」(21.8%)、「部屋の方角・展望・日当たり」(19.9%)が上位に。中でも、「ウォークインクローゼット」(60.2%)は圧倒的なニーズがあり、女性が選ぶ部屋としては優先度が非常に高いことが判明。
また、周辺環境で重視するポイントを聞くと、「駅距離」(87.2%)や「近隣の買い物施設の充実」(79.4%)といった日常の利便性がマンションを決める際の大きな要素に。
最後に、これからマンション購入をする人へのアドバイスをうかがったところ、最も多かったのは「100%完璧なマンションはない」で51.0%。次いで「セミナーへの参加」(48.3%)、「専門家への個別相談」(42.4%)など、疑問や不安をしっかりと解決することを勧める声も目立つ結果となった。