俳優の渡辺大と女優の北乃きいが、7月4日スタートのBS松竹東急のドラマ『シネコンへ行こう!』(毎週月曜22:30~)で共演することが2日、明らかになった。渡辺は連ドラ初主演となる。
このドラマは、とある地方都市のシネマコンプレックス(シネコン)を舞台にした、笑いあり涙ありのコメディ群像劇。支配人やマネージャー、アルバイトなど、シネコンで働く人々にスポットを当て、彼らの仕事や映画に対する姿勢を描く一方で、それぞれが抱える事情や複雑な人間模様、ラブ要素なども盛り込む。シネコンを舞台にした連続テレビドラマは、日本初だという。
渡辺が演じるのは、幼い頃から映画に親しみ、自主映画などを撮っていたがモノにならず、今は営業不振にあえぐシネコン「シネマインみらい」の支配人として働く主人公・水沢健太。北乃は、シネマインの本体会社である東竹(とうちく)から出向してきた新人マネージャー・中塚香織を演じる。
2人は、2014年公開の映画『僕は友達が少ない!』以来、8年ぶりの共演。正義感が強く、納得できないことは忖度なしで物申す性格で真っすぐすぎる香織と、そんな彼女に振り回される水沢という関係性を演じる。
コメントは、以下の通り。
■渡辺大
新しいBS松竹東急という局で新しいチャレンジをさせていただき、光栄です。連ドラの主演は初めてなのでドキドキだったのですが、楽しみながらやっていければと思います。昔の「蒲田行進曲」のように、撮影現場や映画業界の裏側を描く作品はとても面白いので、ニヤニヤしながら台本を読んでしまいました。早くシネコンのメンバーが動く姿を見てみたいです。水沢健太はマイペースな憎めないキャラなので、力を入れすぎず、上手く脱力した芝居でみんなとうまく融合したいです。今回は支配人という役どころですが、もし実際にシネコンで働くとしたら、昔なら「ニューシネマパラダイス」のアルフレードのように映写機を扱ってみたいですね。でもシネコンはデジタルなので、コンセッショナリーでホットスナックを作りたいです。
個性的なメンバーとシネコンの裏側を面白おかしくお伝えしたいと思います。楽しんで観ていただけるよう頑張ります
■北乃きい
普段から利用させていただいているシネコンを舞台にした作品に携わることができて、嬉しかったです。とっても面白いお話で、台本もあっという間に読み終えてしまいました。シネコンの裏側を垣間見られるところが、このドラマの見どころになってくるのではないかと感じました。(シネコンには様々な仕事がありますが)もし実際にシネコンで働くとしたら、美味しいポップコーンを作ってみたいです!
私が演じる中塚香織は真っすぐで、ハッキリと物を言う役柄ですが、ドラマ後半にかけて香織がどう変化していくかが大切にもなってくるので、そこを繊細に演じたいと思います。
このドラマを観ればきっと「シネコンへ行こう!」と思ってもらえるはずなので、ぜひ楽しんで観てください。よろしくお願いいたします!
■岡村紘野プロデューサー(松竹)
シネコンの支配人、マネージャー、アルバイトの皆様がお客様に楽しい時間を過ごしていただくために、入念な準備をされ、様々なトラブルにも対応し、時には感動し、時には少し笑える、真摯な姿を幸運にも拝見する機会がありました。普段は何気なく訪れているシネコンという場所の裏側には一体どんなドラマがあるのか、本作を通じて視聴者様にお届けしたいと思い、ついに実現することが叶いました。「明日、きっとシネコンに行きたくなる!」、そんな作品をお届けいたします。