女優の松たか子が主演したカンテレ・フジテレビ系ドラマ『大豆田とわ子と三人の元夫』が、第59回ギャラクシー賞(主催:放送批評懇談会)でテレビ部門優秀賞を受賞。1日、都内のホテルで行われた贈賞式に、カンテレの佐野亜裕美プロデューサーが登壇し、喜びを語った。

  • 『大豆田とわ子と三人の元夫』佐野亜裕美プロデューサー

3回結婚して3回離婚したバツ3の独身女性で、建設会社社長の大豆田とわ子(松)が、彼女のことを忘れられない3人の元夫たちに振りまわされながら日々奮闘する同ドラマ。

佐野プロデューサーは「コロナが始まった2020年の頭くらいから脚本の坂元裕二さんとこの企画を始めたので、ドラマで伝えたいメッセージとか、このドラマを作ることの意義ももちろんあったんですけど、それよりも閉塞感のある社会の中で、とにかく明るい楽しいロマンティックコメディをやろうということで、映像の質感だったり、主題歌の音楽だったり、見たことのない、見終わった後に明るい気持ちになれるものをということで、スタッフ一丸となって頑張って作ったので、このような賞を頂けて大変光栄に思います」と感謝した。

テレビ部門大賞は『1Fリアル あの日、原発の傍らにいた人たち』(福島中央テレビ)が受賞。その他の優秀賞には『ETV特集「“玉砕”の島を生きて~テニアン島 日本人移民の記録~」』(NHK、グループ現代、NHKエンタープライズ)と『忠臣蔵狂詩曲 No.5 中村仲蔵 出世階段』(NHK、オッティモ)が選ばれた。