俳優の草なぎ剛が、第59回ギャラクシー賞(主催:放送批評懇談会)のテレビ部門個人賞を受賞。1日、都内のホテルで行われた贈賞式で喜びを語った。

  • 草なぎ剛

大河ドラマ『青天を衝け』(NHK)での演技が評価されて受賞した草なぎは「快なり快なり! ありがとうございます。うれしいです!」と、同作で演じた徳川慶喜のセリフで喜びを表現。「当たり前ですけど、僕一人の力ではないことであって、出演者がいて、たくさんのスタッフの方がいて、お芝居しやすい環境を毎日毎日作っていただいて、僕はこの慶喜という役と戯れて、遊んでいた感じです。それで僕だけ(賞を)頂いちゃって、(主演の)吉沢亮くん、ごめんね! 堤(真一)さん、すいません!っていう感じです」と恐縮した。

また、6月1日という月初めかつ1年の中間地点に贈賞式があったことに「2022年、俺勝っちゃうんじゃないかなって! このギャラクシー賞を胸に、次にまたステップアップしていきたいと思ってます。本当に感謝しかなくて、『青天を衝け』を作り上げたスタッフの方、そしてキャストの方とまた一緒にお仕事できるように日々精進して参りたいと思います」と抱負を述べると、草なぎのパワーに圧倒されたのか、司会卓のアクリル板が外れるというハプニングも。

  • 司会卓のアクリル板が外れるハプニング

改めて出演を振り返り、「久しぶりの連続テレビドラマだったので、『地上波出れる!』と思って(笑)。慶喜さんのことあんまり知らなかったんですよね。それで最初に監督と話をしたときに、将軍を終わらせないといけない切なさというものを出せたらという打ち合わせをして、もしかしたら自分の今まで演じたことのないような深い感情が演技に込められるんじゃないかなと思いました」と、予定スピーチ時間の1分をオーバーして熱弁した。

  • 堤真一のサプライズ登場に驚く草なぎ

ここでサプライズゲストとして、慶喜の家臣・平岡円四郎を演じた堤真一が登場。驚く草なぎを尻目に、堤は「慶喜という人のイメージを変えてくれました。共演しながらどういう風に演じていくのかなと思ったんですけど、淡々と抑えた演技で、そのおかげで知性と強さを表現できた本当にすばらしい慶喜だったと思います」と称賛し、「今後とも付いて行きますので、よろしくお願いします」と“忠誠”を誓った。

さらに、堤は草なぎについて、「昔から変わらないですね。ひょうひょうとした感じで、結婚して落ち着いた部分もあるのかなと思いつつ、さっきのスピーチ聞いたら、変わんねーなと思いました(笑)」と評し、草なぎは「勉強します!」と一礼した。

その後は、2人そろって写真撮影。草なぎは再び喜びをあらわにし、「サンキューベリーマッチ!」「テレビ大好き!」とカメラに向かって連呼していた。