積水ハウスは、「梅雨と洗濯に関する調査(2022年)」の結果を発表した。同調査は積水ハウス 住生活研究所が5月14日~15日、衣家事を主体的に行っている全国の20~60代の男女計500名を対象に、インターネットで実施した。
洗濯をする頻度について尋ねたところ、56.2%が「週に4回以上」と回答した。「週に2~3回」が29.8%、「週1回」が9.8%だった。
洗濯作業を行う時間帯について聞くと、片働き(専業主婦/主夫)世帯は、「朝(午前6時~9時)に洗濯機を回す」が42.5%、「朝(午前6時~9時)洗濯物を干す」が37.2%、「夕方(午後3時~6時)に取り込む」が53.2%だった。
一方、共働き世帯(夫婦ともフルタイム勤務)では、「洗濯機を回す」「洗濯物を干す」時間帯は、それぞれ夜(午後6時~9時)、深夜(午後9時~午前0時)と回答した人の割合が、朝と回答した人とほぼ同じだった。仕事前に洗濯をする人と帰宅後にする人の2パターンに大きく分かれていることが推測できる。
共働き世帯では、コロナ前の調査(積水ハウス 住生活研究所「生活定点調査 衣家事編(2015年)」)と比べ、朝または午前中に洗濯機を回すと回答した人の合計が42.8%から44.5%に増加。朝または午前中に洗濯物を干す人も、46.0%から49.0%に増えている。
一方、夜または深夜に洗濯機を回す人は43.7%から40.7%、夜または深夜に洗濯物を干す人は43.4%から39.2%に減少した。共働き世帯では22.1%が新型コロナウイルスの感染拡大で在宅勤務になったと回答しており、仕事前に洗濯を行う人が増加したと考えられる。
雨の日に洗濯物を干す場所を聞くと、「リビング」(37.4%)が最も多かった。「主寝室」「和室」など、リビング以外の生活空間に干す人も、それぞれ10%を超えている。
晴れの日に洗濯物を干す場所について尋ねると、66.4%と圧倒的に屋外が多かったが、17.6%は天候に関係なくすべての衣類を屋内で干していることがわかった。屋外をメインとして干している人も、「下着」(21.6%)や「おしゃれ着」(19.2%)など、洗濯物によって干す場所を分けている。晴れの日の室内干しの場所もリビングが最多で、1割以上の人がリビングに干していることがわかった。
雨の日は複数箇所で洗濯物を干すという回答が27.0%だった。理由は「干す場所が足りない」(45.2%)が最も多かった。
取り込んだ洗濯物を一時的に保管する場所について聞くと、「リビング」(37.0%)が最も多く、「主寝室」(21.8%)、「和室」(12.8%)と続いた。たたむ場所やアイロンがけの場所も同様に、リビング、主寝室、和室の順となっている。