富士フイルムは5月31日、オンラインで製品発表会「X Summit OMIYA 2022」を開催し、その中で超望遠ズームレンズの新製品「XF150-600mmF5.6-8 R LM OIS WR」を発表した。7月14日の発売を予定しており、価格はオープンプライス。
同社レンズ製品としては、これまでで最も長い焦点距離を備える超望遠レンズ製品。インナーズーム仕様を採用してズーミングで全長が変化しない点が特徴で、リニアモーターによる静粛・高速なAF駆動に対応。レンズ内に手ブレ補正機構を搭載し、望遠端の600mmでも5.0段分の強力な補正を利用できる。
高い描写性能と機動力を実現する最高級シリーズである証として、赤い「XF ZOOM」のバッジがあしらわれている。着脱可能な三脚座(アルカスイス互換形状)を搭載したほか、鏡筒は防塵・防滴・耐低温-10度のWR(Weather Resistant)仕様で、最前面レンズにはフッ素コーティングを施している。
テレコンバーターにも対応しており、さらに焦点距離を伸ばすこともできる。1.4xTC装着時に210~840mmF8-11、2xTC装着時に300-1200mmF11-16での撮影に対応し、35mm判換算で1,828mmでの超望遠撮影を行える。その他の主な仕様は以下の通り。
- 対応マウント:FUJIFILM Xマウント
- レンズ構成:17群24枚(スーパーEDレンズ×4、EDレンズ×3)
- 焦点距離:150~600mm(35mm判換算229~914mm)
- 絞り羽根:9枚(円形絞り)
- 絞り:F5.6~F22
- 最短撮影距離:2.4m
- 最大撮影倍率:0.24倍
- 最大径×全長:99×314.5mm
- 重さ:1,605g
- フィルター径:82mm