NHK出版は5月31日、書籍『サラリーマン川柳 にんじょう傑作選』を発売した。選句は漫画家のやくみつる氏、川柳作家のやすみりえ氏、第一生命。編集はNHK出版。価格は1,100円。
ベスト100句を掲載
「第一生命サラリーマン川柳コンクール」は、1987年に募集を開始し、2021年の35回大会の応募で累計応募数が136万句を超えた川柳コンクール。長年「サラ川(せん)」の愛称で親しまれてきた同コンクールも35回大会が最後、次回から名称が「サラっと一句! わたしの川柳」に変更される。
本書は、35回大会の応募作品約6万3,000句の中から、全国人気投票で選ばれたベスト100句に加え、編著者の漫画家・やくみつる氏、川柳作家・やすみりえ氏セレクトのベスト10などを紹介する。
ゲスト選者に経済エコノミストの森永卓郎氏迎えたやくみつる氏との対談では、コロナ禍ならではの作品などサラリーマンの世相を反映した秀句を取り上げる。また、ローカル開催の「地元サラ川」、自衛官ならではの秀句が集まった「防衛省版サラ川」、20代限定の「今どきサラ川」も収載する。
収録句の一部を紹介すると、「ウイルスも 上司の指示も 変異する」(K.Uさん)、「営業が 行くか迷った 県境」(怪傑もぐり33世さん)、「アルコール 口より指が 依存症」(ぴろしさん)などとなる。
内容は、「第一章 第三十五回サラリーマン川柳 ベストテン」「第二章 特別対談 やくみつる×森永卓郎 サラリーマンの35年を振り返る」「第三章 第三十五回サラリーマン川柳 トレンド傑作選」「第四章 もっと知りたいサラリーマン川柳 『地元サラ川』、『防衛省版サラ川』、『今どきサラ川」』「第五章 サラ川歴代ベストテン」。