歌手の山崎まさよしとお笑いコンビ・ペンギンズのノブオが出演する、スクウェア・エニックス「ロマンシング サガ リ・ユニバース」の新CM「さすらう者たち」編が、6月1日より放送される。
中世の酒場で、山崎演じる吟遊詩人がギターのチューニングをしているところに、弟分役のノブオが登場。「アニキ! ジュエル、ゲットしました!」とイベント期間中に手に入る報酬について語り始める。CM曲には、『ロマンシング サガ -ミンストレルソング-』のテーマ曲で山崎が手掛けた「メヌエット」が採用された。
山崎が弾くギターの音色で、スタジオはゲームの世界のような空間に。また山崎は、自身の出番が終わってもノブオの撮影に最後まで付き合うなど、本当の兄弟分のような雰囲気で撮影は進んだ。
■山崎まさよし&ノブオ インタビュー
――今回の撮影や初共演の印象は?
山崎:初めてお会いして驚いたのが(ノブオさんの)声です。
ノブオ:「これ? これのこと?」 そうなんです、申し訳なくて。耳とかを大切にしないといけないじゃないですか? もう高くて大きい声出すのが申し訳なくて。失礼しました。
山崎:いや、全然。日頃こういう感じでやっておられるんだと思って……。
ノブオ:「当たり前だろ!」
山崎:そういうやつなんですね~。僕はもうセリフも「ダ、ダブルか」しかないので、僕は(ノブオさんに)ついていきました。
ノブオ:1個申し訳ないと思ったのが、僕は後ろからしか撮られていないんですけど、山崎さんが正面でリアクションをするシーンで、セリフを言い終わったあと、決め顔なのでメンチきっていたんです。そしたら回を追うごとに少しずつ山崎さんがこうなってきちゃっていて(メンチを切っているような顔)、僕がメンチきったせいで変な影響が出てしまったかなというのが、本当に申し訳なかったなというのがありました。
――「ロマンシング サガ リ・ユニバース」が3.5周年を迎えたことにちなんで、今後3.5年を自由に使えるならどんなことを身に着けたいですか?
ノブオ:今日の撮影を終えてじゃないですけど、山崎さんを見ていて、こんな包容力がある人になりたいなぁと思いました。(山崎さんが)ミスしてもいいんだよという目をしているんですよ。もう(撮影を)終えられているのに、「一人で大丈夫かい」っておっしゃって下さって、最後まで(一緒に)いてくださったんです。
山崎:オンリーは照れるでしょ。
ノブオ:いやぁそうなりたいです。僕だったらすぐ帰っちゃいます。(セリフを)嚙んだりした時も「大丈夫よ」という顔を一番してくださってくれるんです。困ったら見てました。山崎さんのことを。
――山崎さんがもしノブオさんとコラボ歌唱をするなら「メヌエット」を歌いますか?
山崎:この高い声を生かして……。
ノブオ:あります? 僕一回カラオケでその声のまま歌ってみろと言われて歌ったんですけど、全部「矢野顕子さん」になっちゃったんですよ。
山崎:あ~なるよね。あの感じだったら。矢野顕子さんだったらだいたいイケるんじゃない?こんな感じでね。
ノブオ:貴重ですよ!貴重なモノマネ。
――ミンサガで「過去に人間に負けたことを 1,000年間根に持っている」邪神サルーインというキャラがいますが、山崎さんは勝負に負けた際、すぐに切り替えられるタイプですか? それとも負けたことを長い間引きずるタイプでしょうか?
山崎:苦い思い出はずっと覚えていますよね。良いことはすぐ忘れます。でもそれがないと、(人は)前に進まないでしょうね。人間は弱いですから。なので、そうならないように教訓にするとかですかね。
――サガシリーズはゲーム界で30年以上、山崎さんは芸能界で27年と共に長く愛されているからこそ続いているのではと思うのですが、長く続けられる秘訣は何ですか?
山崎:こういう世界ですから、新しい物事というのに人は飛びついて行きます。長く続けるというのはやはり、聞いてくれる人がいたり、ファンの方のおかげです。ただ、時代によって変わっていく人もいます。僕はあまりそういうことをしてこなかったんです。今これが来ているから(新しいことを)しようというよりかは、(その時に)できることに邁進する。ただ目の前のできることをやってきたような気がします。自分は自分のスタイルというか、疲れても飽きても、そういう自覚を持ってやるというということなんですかね。