CyberOwlが運営する総合情報サイト「テラコヤプラス by Ameba」はこのほど、小学生の保護者を対象とした「新学習指導要領」に関するインターネット調査の結果を発表した。調査期間は2022年4月1日~5月2日、調査対象は2021年度の小学1年生から小学6年生の保護者、有効回答は501人。

プログラミング教育、7割が「期待している」

  • 「プログラミング教育」への期待

「新学習指導要領」への移行について認知度を調べたところ、「移行を知っていて、内容も理解している」は6.4%、「移行を知っていて、内容もなんとなく理解している」は33.5%、「移行されたことは知っている」は38.9%と、移行を知っている割合は約8割に上った。

しかし、「移行を知っていて、内容も理解している」保護者は最も多い低学年(小学1、2年生)でも9.7%と1割以下にとどまり、「なんとなく内容を理解している」を合わせても5割に満たない結果となった。

「プログラミング教育」への今後の期待について尋ねると、全体では67.7%、各世代でも約7割が「期待をしている(やや含む)」と回答。「私たちの時代にはなかった教育なので、今後これがどのように活かされていくのか楽しみ」(30代後半・小学2年生保護者)などの声がみられた。

一方、「期待していない(あまり含む)」と答えた保護者からは、「期待したいが、教えてくれる先生の技量にもよるのでは…」(30代後半・小学1年生の保護者)など、教員の質や不足を懸念する声が多く寄せられた。

認知能力(学力、計算力のような点数などで数値化できる能力)と、非認知能力(意欲、社会的能力、クリエイティビティのような点数などで数値化できない能力)のどちらを伸ばしてあげたいか質問すると、「非認知能力」が67.8%を占め、「認知能力」は32.6%にとどまった。

また、保護者が子どもに習わせたい習い事でも、1位「スポーツ系習い事」(23.6%)、2位「英語教室」(16.2%)に続いて、3位に「探求型の学習塾」(15.4%)がランクインする結果となった。