マイナポイント事業の第2弾となる「最大2万円分のマイナポイントの付与」が6月30日から本格的に始まります。マイナンバーカード新規取得による5,000円相当のポイント付与キャンペーンが再開するとともに、健康保険証の利用登録と公金受取口座の登録で合計1万5,000円相当のポイントがもらえる施策もスタート、具体的な方法について解説します。
■マイナポイント第2弾の内容は?
マイナポイント第2弾は、マイナンバーカードを新規で取得した人に最大5,000円相当のマイナポイントが付与されるキャンペーンの再開と、新たに2つの方法によって15,000円相当のポイントが付与され、合わせて最大20,000円相当のポイントがもらえます。
第1弾ですでにマイナポイントをもらった人は、今回は最大15,000円のポイント付与のみとなりますが、第1弾を含めれば、誰もが最大20,000円のポイントをもらえる機会を得ていることになります。
マイナポイントが付与される条件は次の3つです。
(1)マイナンバーカードの新規取得者に最大5,000円分付与
(2)マイナンバーカードを健康保険証として利用登録した人に7,500円分付与
(3)マイナンバーカードと公金受取用の預貯金口座を紐づけた人に7,500円分付与
全部満たすと最大2万円分のマイナポイントがもらえます。
■マイナンバーカードの新規取得で5,000円相当のポイントをもらう方法
(1)については、すでにマイナンバーカードを取得済みであっても、第1弾のキャンペーンに申し込んでいなければ、今回の対象となります。
第1弾のキャンペーンというのは、2021年4月末までにマイナンバーカードを取得し、2021年12月末までにマイナポイント付与の申請をした人が、チャージまたは買い物をすることで上限5,000円分のポイントが付与されたキャンペーンのことです。第1弾の申請をした人で、まだ20,000円のチャージや買い物をしていない(最大5,000円分までポイント付与を受けていない)場合は、2022年1月1日以降も引き続き、上限(5,000円相当)までポイントの付与を受けることができます。
申請方法は、下記の4つです。
1.スマートフォンで申請
2.パソコンで申請
3.証明用写真機で申請
4.郵送で申請
これによって、マイナンバーカード取得者全員にマイナポイント最大5,000円分付与の機会が与えられることになります。
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マイナンバーカードはどうやって申請する? マイナポイントとは
■健康保険証の利用登録で7,500円相当のポイントをもらう方法
(2)の健康保険証の利用登録をするには、登録する端末にマイナポータルアプリをインストールし、そのアプリでマイナンバーカードを読み取れば、登録が完了します。事前準備として、①マイナンバーカード+数字4桁の暗証番号、②マイナンバーカード読み取り対応のスマートフォン(または、パソコン+ICカードリーダ)、③利用するブラウザ用のマイナポータル(アプリ)のインストールが必要です。
■公金受取口座の登録で7,500円相当のポイントをもらう方法
(3)の公金受取口座は、一人一口座、給付金などの受取のための口座となります。預貯金口座を登録することで、給付金や年金、児童手当、所得税の還付金などの受取時に使う、口座情報の記載が不要になります。登録はマイナポータルなどで手続きします。事前準備として、①マイナンバーカード+数字4桁の暗証番号、②マイナンバーカード読み取り対応のスマートフォン(または、パソコン+ICカードリーダ)、③利用するブラウザ用のマイナポータル(アプリ)のインストールが必要です。
■申込期限は?
いずれもマイナンバーカードを2022年9月末までに申請した人が対象となります。
(1)の最大5,000円分付与は、2022年1月1日から申し込みを開始し、ポイントの付与も始まっています。(2)の健康保険証と(3)の公金受取口座は、登録についてはすでに開始していますが、マイナポイントが付与されるのは、2022年6月30日からとなっています。詳細は「マイナポイント事業」HPで案内予定となっています。
マイナポイントの申込期限は2023年2月末までとなっているので、忘れないようにしましょう。
■マイナンバーカードを最大限に活用するには
<子どもの分のマイナンバーカード申請でマイナポイントを取得>
マイナンバーカードには年齢制限がないため、0歳の赤ちゃんから取得することが可能です。子どもの分のマイナンバーカードでも同様に、マイナポイントを付与してもらえますので、まだ取得していない方は各種登録をお勧めします。
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<健康保険証の利用登録で健診・薬剤情報や医療費の確認も簡単に>
健康保険証の利用登録をすると、マイナンバーカードの提示で医療機関の窓口への書類持参が不要となり、手続きが簡素化できます。
マイナポータルでは特定健診情報や薬剤情報も閲覧できますし、医療費も確認できるので確定申告の医療費控除も簡単になります。転職や引っ越しをした際に、新しい健康保険証の発行を待つ必要がないのもメリットです。
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<窓口に行かなくても行政手続き・各種証明書の発行が可能に>
マイナポータルを利用することで、各種行政手続きがパソコンやスマートフォンから簡単にできます。また、住民票の写しや印鑑登録証明書などの公的証明書も、全国のコンビニのマルチコピー機で取得可能なので、窓口に行く時間が取れない方にとっては便利ですね。
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ますます活用範囲が広がっていくマイナンバーカード。申請やカードの受取を負担に感じる方もいらっしゃると思いますが、手続き自体は非常に簡単です。経済対策の一環でもあるマイナポイント第2弾。ポイントを受け取らないのはもったいないと思いますので、ぜひ取得を検討してみてください。