中京テレビとエイベックス・マネジメントが、名古屋・東海地区を舞台とした共同制作プロジェクトをスタート。この第1弾となるドラマ×イマーシブシアター(体験型演劇)『スタジオより愛をこめて』の会見が30日、中京テレビで行われた。
今作の舞台は、中京テレビ。長年続く生番組「手紙 de ロウドクショー」の最終回放送1時間前、ADの一瀬(長江崚行)が番組の準備をしていたところへ、アナウンサーの二階堂(砂川脩弥)がいつもより機嫌の良さそうな様子で現れる。その頃、番組Dの三上(武子直輝)はスタッフルームで台本の最終チェックをしていた。失恋したての番組MC四ノ宮(高柳明音)、一瀬が思いを寄せるAP五月女(日比美思)、よく聞き間違えをする新人AD六車(福田愛依)が加わって、番組はOAのピンチに――。
主人公である、テレビ局のAD一瀬を演じる長江は「普段、生放送で使われているセットで、実際にテレビ局に関わる人間としてお芝居をして、映像や舞台だけでは感じることのできない、ここにしかない緊張感が役者たちにすごく充満していた」とコメント。
アナウンサーを演じる砂川は「皆さんと対立するようなキャラクターの二階堂がこの作品を経て、どのように変わっていくのか、見ている皆さんに注目してほしい。先ほど本番を終えて、とても震えました。久々ににこんな緊張感を味わいました」、番組AP役の日比は「一生懸命な役柄だけども、抜けている部分があって、その抜けている部分が物語でどう影響してくるのか、注目してほしい。本番はワンカットでやり直しがきかないので、とても緊張しました。この世界観に没入してもらえるように頑張りたい」と意気込む。
アナウンサー役を演じ、地元・名古屋出身である高柳は「名古屋で生まれ育ち、活動もさせていただいていたので、本当にこのドラマに参加できてうれしいです。イマーシブ公演のような機会はなかなかないので、下手したら毛穴まで見られるような距離なのでメイクも気をつけようと思います。うちのパピちゃんに注目してください!」と話した。
イマ―シブ公演に対して、長江は「舞台はそこにお客さんを、今回はお客様がいる位置がとても近くて、お客様が見たい人についていき、物語を選択していくので、正直お客様が入っている空間にならないと僕らは分かっていない。楽しみ」、武子は「映像から公演に入りますが、映像だとそのシーンだけですが、公演になったときに、このシーンの裏側はこんな風になっていたんだと思うんじゃないかな。本当に無限の可能性かがあると思うので、答え合わせのつもりで、8回見てほしいなと(笑)」と呼びかけた。
事務所のメンバーだけで作品を作るにあたって、一番の後輩である福田は「アドバイスもたくさんしてくださいますし、とても居心地がよくて楽しいです」、高柳は「お芝居するのは全員初めてだったので、最初はどうしようと思っていたのですが、不思議と 同じ控室にいても、スタッフさんも全員知っているし、初めてエイベックスでよかったなと思っています(笑)」と周囲を笑わせた。
ドラマ第1夜は7月2日(23:30~)、第2夜は同9日(23:30~)に東海ローカルで放送。イマ―シブ公演は、9月15日~20日を予定している。