女優の寺島しのぶが、フジテレビ系ドラマ『競争の番人』(7月スタート、毎週月曜21:00~)に出演することが30日、明らかになった。

  • 寺島しのぶ=フジテレビ提供

このドラマは、天才で理屈っぽくひねくれ者の小勝負勉(坂口健太郎)と、実直で感情のままに行動する元刑事の白熊楓(杏)が、公正取引委員会・第六審査、通称“ダイロク”の職員として、独占禁止法に関わる違反行為を取り締まり、経済活動における自由で公正な競争の場を守るために目を光らせる「競争の番人」として、談合やカルテルなど不正を働く企業の隠された事実をあぶり出していくストーリー。

寺島が演じるのは、第六審査長・本庄聡子。もともと、公取委には第一審査から第五審査までが存在しており、小勝負や白熊がいる第六審査は公取委の可能性を広げるために本庄が新たに立ち上げたチームだ。そして本庄は、謎多き小勝負の過去を知る唯一の人物でもある。

突然公取委に来ることになった新人の白熊に対して「小勝負くんのこと、お願いね」と託す本庄。普段は物腰穏やかで上品だが、小勝負や白熊が企業の不正を暴く証拠を見つけるため、委員会のトップを自ら説得するなど“競争の番人”として内側には誰よりも熱い正義心がある。

コメントは、以下の通り。

■寺島しのぶ
――今作への出演オファーを受けた時の率直な感想は?
「このドラマをお受けする以前は公正取引委員会についてほとんど知識がなかったです。セリフが専門用語で難しくないといいなと思いました。“月9ドラマ”への出演は初めてです。今作のような群像劇はチームワークが必要になるので、共演者の皆さんと仲良くできれば良いなと考えています」

――台本を読んでの感想
「1話を読んだら2話が気になるし、2話を読めば3話が知りたくなるように上手に書かれた台本だと感じました。公正取引委員会を知らない方たちにとっても“みんな知らないよね?”と教えてくれるような内容になっているので、視聴者の皆さんを置いて行かないように作られているなと思いました。私も読んで“こういうことなんだ!”と分かるので助かっています(笑)」

――本庄はどのように演じようと思いましたか?
「本庄は審査長で、他のダイロクのメンバーと違ってバディを組んでの動きはしません。でも、そんなメンバーの動きを全て把握していて、要所要所にパッと現れてかっこいいことを言うんです。早くボスっぽくなれたら良いなと思っていますが、なかなか難しいんです(笑)。まだまだ満足するまでには至っていないです。ダイロクを立ち上げた本人で、小勝負の過去も知っているようですが、それが何なのか?一番しっかりしていなくてはいけないので、今も模索している最中ですね」

――共演の坂口さん、杏さんの印象は?
「お二人とも初めてご一緒するのですが、こういうキャラクターだというのをとてもわかりやすく演じていると思います。それぞれの役割がハッキリしていないと面白くないと思うので、そういう意味ではお二人だけでなく、ダイロクのみんながしっかりと役を全うしていますね」

――視聴者の方々へのメッセージ
「公正取引委員会ってこんな事をしているんだということが、とても痛快に描かれています。台本が難しく考えなくても楽しく読めるので、映像になっても視聴者の皆さんに楽しくお付き合いいただけると思います。ぜひご覧になってください!」

■野田悠介プロデューサー
「寺島しのぶさん演じる本庄聡子は、陰ながらダイロクのメンバーを支え、失敗しても責任を取ってくれる審査長です。本庄には強い信念とやり遂げたいことがあります。ダイロクをなぜ立ち上げたのか、本庄がやり遂げたいこととは?物語が進むにつれ、そのベールが明かされていきます。本庄が抱えている心の内はまだダイロクのメンバーは誰も知らない。複雑な本庄の現在と過去、この二つを演じ分けられ、芯の強さと優しさを兼ね備えた本庄を演じられるのは寺島さんしかいないと思いお願いをしました。本庄審査長率いるダイロクメンバーを、是非お楽しみに!」

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