NEXERが運営する日本トレンドリサーチは5月26日、「マイナポイント事業に関するアンケート」の結果を発表した。同調査は5月19日~24日、全国の男女600人を対象に、インターネットで実施した。
現在、自身のマイナンバーカードを持っているか尋ねたところ、67.7%が「持っている」と答えた。世代別で見ると、60代、70代以上の所有率が高く、8割に迫る勢いとなっている。最も低いのは30代(58.0%)だった。
自身のマイナンバーカードを「持っていない」と回答した人に、今後、自身のマイナンバーカードを作る予定はあるか聞くと、69.1%が「ない」、30.9%が「ある」と答えた。
「マイナンバーカードを作る予定がある」人の理由は、「ポイント付与があるため」「身分証明に便利だから」「最近はマイナンバーカードが必須になるところも少しずつ増えてきたため」というものだった。
「マイナンバーカードを作る予定はない」人からは、「役所に行くのが面倒」「必要性を感じないから」「仕組みやメリットが分からない」「財産、出生などの個人情報が包括的に政府に監視される恐れがある」「落とすと怖い、他人に利用されると怖い」といった声が寄せられた。
マイナンバーカードを「持っている」人に、2020年9月1日~2021年12月31日まで実施された「マイナポイント第1弾」に申し込みをしたか尋ねたところ、75.4%が「申し込みをした」と答えた。
申し込みをしなかった24.6%の人にその理由を聞くと「面倒だったから」「仕組みがわからない」「手続きが煩雑そう」「持っているクレカは対象外」「ポイントの使い道がわからない」といった声が集まった。
マイナンバーカードを「持っている」、もしくは今後マイナンバーカードを作る予定が「ある」と回答した人に、「マイナポイント第2弾」に申し込もうと思うか尋ねたところ、63.9%が「申し込もうと思う」と回答した。
申し込もうと思うと回答した人にその理由を聞くと、「ポイントももらえて保険証としても使えて一石二鳥だから」「(ポイントの)7,500円は大きい。健康保険証代わりになるのも便利そう」「登録するだけでポイントがもらえるから」「手続きが簡単だから」といった声が寄せられた。
「申し込もうと思わない」の回答理由は、「手続きがよくわからないから」「セキュリティが心配だから。必要性を感じていないから」「通っている医療機関がマイナカードが使えないし、口座登録するのも情報漏洩しそうで怖いから」といったものだった。
マイナンバーカードを「持っている」人に、マイナポイント第1弾についての回答別に、第2弾の申し込みについての回答を集計した。その結果、マイナポイント第1弾に「申し込みをした」した75.2%が、第2弾も「申し込もうと思う」と回答した。しかし、第2弾は「申し込もうと思わない」という人も7.2%見られた。