ランチェスターは、「Z世代の購買活動に関する実態調査」の結果を5月25日に発表した。調査は4月25日〜26日の期間、月1回以上ECでアパレルを購入するZ世代(18歳〜24歳)の男女100名(うち20歳以上が89名、男性24名/女性76名)を対象にインターネットで行われた。
「普段ECでアパレルを購入する際にコーディネート(着用画像)をチェックしますか?」と尋ねたところ、実に99%が「よくチェックする」「たまにチェックする」と回答。理由を聞くと、「自分が着ているイメージがしやすくなるから」(66.7%)、「コーディネートの参考になるから」(62.6%)、「サイズ感がイメージしやすいから」(55.6%)が上位にあがった。
次に、「ECサイトでアパレルを購入する際に、企業の『公式アプリ』と『公式Webサイト』のどちらの方が嬉しい・商品を購入したいと思いますか?」と質問したところ、「公式アプリ」が48.0%、「どちらかというと公式アプリ」が31.0%と、Z世代の約8割が「公式アプリ」での商品購入を希望していることがわかった。
公式アプリを希望する理由としては、「見たいときにすぐに開くことができるから」(62.0%)、「操作性が良いから」(55.7%)、「ログインし直す手間がないから」(46.8%)が上位に。一方で、公式Webサイトを希望する理由としては「PCをよく使うから」や「アプリを入れるまでが面倒だから」といった回答が得られた。
なお同社は、自社ブランドを展開するアパレル企業の担当者105名を対象に、先行調査として「コロナ前後のマーケティング変化に関する実態調査」(調査期間2022年1月17日〜19日)を実施。
それによると、Z世代の99%がチェックしている「コーディネート」について、注力しているアパレル企業はわずか2割という結果に。また、マーケティング施策として「公式アプリ」に注力している企業の担当者は、わずか19.0%だった。