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【この記事のエキスパート】
元日本体育協会公認アスレティックトレーナー:林本 直
了徳寺大学健康科学部卒 元日本体育協会公認アスレティックトレーナー&NSCA-CSCS。大学日本代表選手(ゴルフ、ビーチバレー)のトレーニングコーチや、ラグビーチームのトレーナーを経験。現在はサプリメントインストラクターを取得し、ライターをしながらオンラインでボディメイクを指導している。
自宅でひとりでもできるトレーニングとして、ダイエットや日々のボディメイクにダンベルはぴったりです。この記事ではダンベルがセットになっている商品を厳選してご紹介しています。人気のラック付きや業務用タイプなどのダンベルセットの選び方についても解説しています。
ダンベルとは?
ダンベルは短い持ち手(グリップ)の両端におもりがついたトレーニングアイテムです。鉄アレイと呼ばれることもありますが、素材は鉄だけではなく、ゴム製のものやプラスティック製でなかに水を入れて重しにするものなどさまざまなタイプがあります。
重さにも幅があるので、日々のかるい運動から、筋力アップ、ボディメイクまで幅広い用途で用いられています。
ダンベルの種類
ダンベルには大きく分けて固定式と可変式の2種類のタイプがあります。
固定式
一般的によく目にするタイプのダンベルです。グリップの両端についているおもりは15kgまでのものが多く、おもりを交換することができません。コスパがいい反面、筋力がついてくると、負荷が足りなくなる場合もあります。
可変式
グリップの両端に重しになるプレートをいくつかつけて好みの重さに変更できるタイプのダンベルです。複数枚のプレートで重さを調節できるので体の変化に合わせて調節できるので中級者以上におすすめです。しかし、ストッパーはあるものの、激しい運動をすると、プレートが外れる危険性があるので注意が必要です。
コスパを考えるなら単品よりセット商品
ダンベルは、1個から販売されているものも多く、ダンベル初心者などは「まずは1個だけ買ってトレーニングを試してからもう1個買えばいいか」と思うかもしれません。しかし1個のダンベルで、片方ずつ行なうのは、トレーニングに時間がかかるだけでなく、体の左右のバランスが悪くなる危険性も考えられます。
そのため、ダンベルを購入する際は、両手同時にトレーニングできるよう2個セットになっているものを購入することをおすすめします。またセットで購入することで、ダンベル1個の単価が下がりコスパがよくなることもあります。
ダンベルの選び方
ここからはダンベルセットの選び方をチェックしていきましょう。主なポイントは下記の4点です。
【1】グリップは自分に合った形や太さで選ぶ
【2】男性は5kg、女性は2kgからはじめる
【3】ダンベルの素材に注目する
【4】表面の加工で持ちやすさも変わる
元アスレティックトレーナー・林本 直さんのアドバイスもご紹介しています。自分の使い方にぴったりのダンベルセットを選ぶために参考にしてみてくださいね。
【1】グリップは自分に合った形や太さで選ぶ
ダンベルは、重さのあるアイテムのため、途中で手から離れると、自分やまわりにけがをさせてしまう恐れもあります。そのためダンベルを選ぶ際には、グリップが自分の手にあっているか確認が必要です。
手が大きめの人は、中央部が膨らんでいるグリップが握りやすく、反対に手が細かったり、小さかったりする人はグリップの中央がまっすぐなものか、くぼんでいるものを選ぶと持ちやすい傾向にあるようです。
【2】男性は5kg、女性は2kgからはじめる
一般的にダンベルトレーニング初心者の場合、男性は5kgから、女性は2kgのものからはじめるとトレーニングを続けやすいでしょう。ただし、個人差があるため、日常生活や仕事で重いものをよく持つ場合などは物足りない可能性もあります。
自分に適した重さがわからない場合は、空のペットボトルに水を入れ軽く運動してみましょう。500mLのペットボトルで500g、1Lのペットボトルでおおよそ1kgになります。参考にしてみてください。
【3】ダンベルの素材に注目する
ダンベルのおもり部分は、床などにじかに接する部分です。そのため、アイアン(鉄)やクロムメッキ素材のものを使っていると、床にキズをつけたり、大きな音が鳴って周囲に迷惑をかける可能性があります。とくにマンションなどの集合住宅の場合は音が大きく響くため注意が必要です。
騒音や床のキズが気になる場合にはネオプレーンかラバー製の重しがついているものを選ぶといいでしょう。またポリエチレンコーティングの加工されたダンベルもあり、これらはダンベル同士がこすれてキズになるのも防ぐため、ダンベル初心者に向いています。
【4】表面の加工で持ちやすさも変わる
ダンベルに施されている加工にも大きく2種類があります。ダンベル初心者にはネオプレーン加工のもの、中・上級者にはローレット加工のものがおすすめです。以下でそれぞれくわしく解説しましょう。
手になじみやすいネオプレーン加工
ネオプレーンとは合成ゴムの一種で肌触りもよく持ちやすいのがポイントです。またゴムで加工しているので、冬場など気温が低い場合にダンベルの主材料である鉄などが冷え切っていても、それほど冷たさを感じずにすぐにトレーニングを開始できます。
ただし、汗をかくと滑りやすくなる一面もありますので、こまめに汗をふいたり、滑り止めを使うなど配慮が必要です。
滑りにくいローレット加工
グリップ部分にギザギザとした加工がされているものがローレット加工になります。汗をかいても滑りにくく、高重量の重しがついているダンベルによく使用されています。
一方、滑り止めの加工のために、長く握っているとてのひらが痛くなったり、皮がむけるなどのデメリットがあります。気になる場合はグローブを使用するなど対応策が必要です。
元アスレティックトレーナーがアドバイス
適したダンベルを選んで宅トレを充実させよう!
【エキスパートのコメント】
ダンベル選びには、以下の2点が特に重要です。
・固定式か可変式か
・重量
長期的にトレーニングを行う場合は、重量の幅が広い可変式を選びましょう。筋力の向上に伴って重量も同時に上げないと、負荷が不足します。
また、可変式の場合は重量変更がスムーズなダンベルがおすすめです。ピンの抜き差しだけで重量を変えられるダンベルなら、重量変更の負担が減るため、よりトレーニングに集中できます。