アップルが、iPhoneやiPadのマップ(地図)アプリをアップデートしました。サイクリングのルート案内機能を新たに搭載したほか、360度の実写画像で主要都市をバーチャル旅行できる「Look Around」や、AR機能を用いたガイド機能「AR Walking」の対象都市を拡大。高速道路上には「E1」などのナンバリング標識を追加する改良も施されました。いずれも、観光や旅行などのお出かけや、お出かけ前の下調べの際に役立つ機能ばかり。夏のレジャーシーズンには、マップのアプリが欠かせない存在となりそうです。

  • iPhoneやiPadのマップ(地図)アプリがアップデート。注目は、サイクリングのルート案内機能を新たに搭載したことで、坂の様子も表示されるのが便利

マップアプリのおもな改良点は以下の通りです。

  • サイクリングのルート案内を追加。坂道や階段、自転車乗り入れ禁止などの情報を盛り込んだルート案内が可能に。混雑している道路の情報も表示する。

  • 周囲の様子が360度の実写画像で見られる「Look Around」のエリアを拡大。新たに、神奈川県、兵庫県、新潟市、静岡市、札幌市などが対象に。

  • AR機能を用いたガイド機能「AR Walking」のエリアを拡大。新たに、東京、大阪、京都、名古屋、福岡、広島、横浜などが対象に。

  • 高速道路のナンバリング標識を新たに追加。東名高速道路は「E1」、中央自動車道(高井戸~岡谷)は「E20」などの表記が高速道路上に示される。

  • サイクリングのルート案内。ルート検索すると、坂道の様子が表示されるのが便利

  • 「Look Around」はエリアを拡大。静岡市の登呂遺跡(右)のように、クルマでは入れない観光名所の情報も網羅する

  • 「AR Walking」もエリアを拡大。地下鉄の駅を出た直後に利用すると迷わずに済むなど、ふだんの生活でも便利に使える

  • 高速道路のナンバリング標識も追加。適用前(右)と比べると、一目瞭然で分かりやすい