俳優の鈴木亮平が、ディズニー&ピクサー最新作『バズ・ライトイヤー』(7月1日公開)で、主人公バズ・ライトイヤーの日本版声優を務めることが27日、発表された。あわせて日本版本予告も公開された。
ディズニー&ピクサーの大傑作「トイ・ストーリー」シリーズで誰よりも仲間思いのバズ・ライトイヤーの原点を描く最新作『バズ・ライトイヤー』が、ディズニー&ピクサー作品として約2年ぶりに映画館の大スクリーンに帰ってくる。
オリジナル版のバズ・ライトイヤーの声優を「マーベル」シリーズのキャプテン・アメリカ役でも人気のクリス・エヴァンスが担当することでも話題となっている本作だが、このたび、日本版本予告とともに、バズ・ライトイヤー役の日本版声優に鈴木亮平が決定した。
「トイ・ストーリー」シリーズでアンディ少年のお気に入りのおもちゃのバズ・ライトイヤーは、実は、アンディの人生を変えるほど夢中になった大好きな映画の主人公でもある。その映画こそが、今作で描かれる『バズ・ライトイヤー』。そんな誰もが知る仲間思いのおもちゃの“バズ・ライトイヤー”のモデルとなった、アンディが大好きな映画の主人公バズ・ライトイヤーの日本版声優を鈴木が務める。
US本社のオーディションを経て、見事日本版声優の座を射止めた鈴木は、決定の知らせを聞き、「興奮しました!あのバズ・ライトイヤーを僕がやらせていただいていいんだろうかという思いが一番強かったですね。嬉しかったですし、光栄ですが、ちゃんとやらなきゃいけないというプレッシャーも感じています」と心境を告白。
鈴木といえば、役づくりに対するこだわりが話題となることも多いが、収録に臨むにあたり、「バズがどういう人間で、何を求めて生きていて、どういう環境で育ってきたのかを考えるところから始めました。おもちゃのバズのモデルとなった“人間のバズ”をどこまで演じられるか、いろんなバズの面を掘っていきました」と鈴木ならではの深いアプローチを明かした。
また、バズの魅力について聞かれると「完璧じゃないところかなと思います」と語り、「一見、完璧でかっこいいスペース・レンジャーに見える、本人もそうありたいともがいているけれども、実は失敗もたくさんして、人を育てるのが苦手。プライドと責任感は表裏一体だと思うんですが、そういう未熟なところと、かたやすごく愛情深くて優しくて、何か自分が間違えたと悟ったときにはすごく素直に自分を変えることが出来るという、未熟さと素直なところがバズの一番の魅力かなと思います」と人間味あふれるキャラクターだということを明かす。
さらに、「ふり幅を広くとって表現して、いろんな面を見せていけば、深い人間バズ・ライトイヤーとして浮き上がってくるかなと思っています」とアフレコへの意気込みを語った。劇中では、「無限の彼方へ、さぁ!」というバズ・ライトイヤーのアイコンとも言えるセリフも登場するが、「おもちゃのバズの言い方との違いを、いい意味で裏切りながら皆さんに楽しんでいただきたい」とアピールした。
さらに作品について、「今生きている環境、周りにいる友人、家族、物もそうですが、今あるものに感謝して、“自分は恵まれているんだ、もしかしたら必要なものはもう既に周りにあるのかもしれない”と気づくというのがテーマの一つにもなっています。バズを通して、歳を重ねていくこと、時間が過ぎていくことのすばらしさをすごく感じました」と魅力を述べ、「どんな方が見ても必ず共感できるキャラクターがいます。バズを応援したいという気持ちになってもらえますし、大きな感動とワクワク感を持ち帰っていただけると思います」と作品に対しての自信をみせた。
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