Twitterから届かない通知の種類は?

「Twitterから通知がこない」と聞いて思い浮かべるのは、スマホの画面に表示される「プッシュ通知」が届かないケースです。そのほかTwitterには「通知タブ」や「DMタブ」に表示される通知、「メール通知」があります。この記事では、プッシュ通知がこない場合を中心に解説しつつ、その他の通知がこない場合を補足する形で進めます。

  • Twitterのプッシュ通知

    Twitterから届く通知といえば、スマホのロック画面に表示される「プッシュ通知」が代表的です

  • Twitterの通知タブとDMタブ

    Twitterアプリの「通知タブ」にはさまざまな通知が集約され、「DMタブ」のアイコンにはバッジで着信数(未読数)が通知されます

Twitterの「プッシュ通知」がこない原因は?

通信環境や使用端末に問題は起きていないのに、Twitterのプッシュ通知がこないときは、原因としておもに次の3パターンが疑われます。

  • iPhoneやAndroidの通知設定に問題がある
  • Twitterアプリの設定に問題がある
  • 特定のアカウントとの関係に問題がある

以下、各原因と対処法について解説します。

iPhoneやAndroidの通知設定に問題がある場合の対処法

Twitterからプッシュ通知が一切こなくなった場合は、Twitterアプリの通知設定を疑う前に、iPhone(iOS)やAndroid OSの通知設定を再確認しましょう。

iPhone(iOS)のTwitter通知設定を確認する方法

iPhone(iOS)では「設定」アプリを開いて「通知」の項目に進み、「Twitter」を選択します。アプリを多数インストールしている場合は「通知」の画面をスクロールして「Twitter」を見つけましょう。

  • iPhone(iOS)のTwitter通知設定

    iPhoneで「設定」→「通知」→「Twitter」と進んだ画面です。「通知の許可」をオンにするのは必須。「即時通知」もオンが望ましいでしょう。表示形式は「ロック画面」「通知センター」「バナー」のうち必要なものを有効にします(筆者はすべてオンにしています)。そのほかの項目は好みの設定でOKです

AndroidのTwitter通知設定を確認する方法

Androidでは「設定」アプリを開いて「通知」の項目から「アプリの設定」に進み、「Twitter」を選択します。「設定」→「アプリ」→「Twitter」→「通知」と進む手順でもOKです。

  • Android OSのTwitter通知設定

    Androidで「設定」→「通知」→「アプリの設定」→「Twitter」と進んだ画面です。「Twitterのすべての通知」と「(@ユーザー名)のすべての通知」がオンになっているか確認しましょう。複数のアカウントを運用している場合は、スクロールしてアカウントごとの設定を確認しましょう

「おやすみモード」や「低電力モード」に移行している可能性

iPhoneでは「おやすみモード」や「低電力モード」、Androidでは「おやすみ時間モード」や「省電力モード」「バッテリーセーバー」に移行すると、Twitterからプッシュ通知を取得しなくなります。夜遅い時間帯やバッテリー残量が低下したときなどは、これらの動作モードを確認し、必要に応じて解除しましょう。

PCのTwitter通知設定を確認する方法

Twitterのプッシュ通知はスマホだけでなく、パソコンにも届きます。パソコンにTwitterのプッシュ通知がこない場合は、OSの設定とブラウザの設定をそれぞれチェックしましょう。

  • Windows 11の通知設定

    Windows 11では「設定」→「システム」→「通知」と進んで、最上段の「通知」がオン、ブラウザ(例ではChrome)の通知がオンになっていることを確認しましょう

  • Chromeの通知設定

    ブラウザの設定も必要です。Chromeではウィンドウ右上の三点ボタンからメニューを開いて、「設定」→「プライバシーとセキュリティ」→「サイトの設定」→「通知」と進み、「通知の送信を許可するサイト」にTwitterが登録されているか確認しましょう

Twitterアプリの通知設定に問題がある場合の対処法

Twitterアプリには「プッシュ通知」に関する設定が用意されています。Twitterから通知がこないと思ったら、とくに「ツイートやアクティビティについての通知」に並ぶ設定項目がオンになっているか確認しましょう。

Twitterアプリの通知設定を確認する方法

Twitterアプリの「プッシュ通知」設定にアクセスする手順は、iPhone版でもAndroid版でも同じです。Twitterアプリの通知タブから画面右上にある設定ボタンをタップして、「設定」→「プッシュ通知」と進む方法が簡単です。PCブラウザ版のTwitterでも左カラムの「通知」→中央カラムの設定ボタンの順にクリックすることで、同様の設定が可能です。

  • Twitterアプリの通知設定を確認する方法-1

    【1】Twitterアプリの通知タブを開き、画面右上の設定ボタンタップします

  • Twitterアプリの通知設定を確認する方法-2

    【2】「設定」をタップして、次の画面で「プッシュ通知」をタップします

  • iPhone版Twitterアプリの「プッシュ通知」設定画面

    【3i】iPhone版Twitterアプリの「プッシュ通知」設定画面です

  • Android版Twitterアプリの「プッシュ通知」設定画面

    【3a】Android版Twitterアプリの「プッシュ通知」設定画面です

Twitterアプリの「プッシュ通知」設定は、標準設定のまま変更していなければ、ほぼすべての項目がオンとなっているはずです。もし、通知してほしい項目がオフになっている場合はオンに切り替えましょう。

「プッシュ通知」設定画面の一番上にある「ツイート」の項目は、後述する「アカウント通知」が関係します。「@ツイートと返信」「リツイート」「いいね」の3項目にはオン/オフの設定に加えて、通知対象を「カスタマイズ」あるいは「すべてのアカウント」から選ぶ方式となっています。「カスタマイズ」を選ぶと、自分がフォローしているアカウントの通知に限定されます。詳しくは下記の関連記事をご参照ください。

【関連記事】
Twitterの通知設定とは? オン/オフを切り替える方法

特定アカウントとの関係に問題がある場合の対処法

スマホやTwitterアプリの設定に問題は見当たらないのに、特定のアカウントの通知がこない場合は、相手と自分との関係が原因かもしれません。たとえば、以下のケースが想定されます。

  • 自分からのフォローが外れている
  • アカウント通知がオフになっている
  • ブロックしている/されている
  • ミュートしている/されている

自分から相手へのフォローが外れている可能性

Twitterの「プッシュ通知」設定にて、「@ツイートと返信」「リツイート」「いいね」の項目が「オン」かつ「カスタマイズ」となっている場合は、通知対象が自分がフォローしているアカウントに限定されます(Twitterの標準設定がこの状態です)。

したがって、フォロー外のアカウントが自分に@ツイート(メンション)や返信(リプライ)、リツイート、いいねといった反応をしても、自分のスマホにプッシュ通知が届くことはありません。

プッシュ通知を受け取りたい場合は、相手アカウントをフォローする(フォローし直す)ことが手っ取り早い対処法です。もしくは、「プッシュ通知」設定の「@ツイートと返信」「リツイート」「いいね」を「オン」かつ「すべてのアカウント」に変更する方法もあります。

  • Twitterの「プッシュ通知」、フォロー相手に限定する設定-1

    Twitterの「プッシュ通知」設定のうち、「@ツイートと返信」「リツイート」「いいね」の3項目は、自分がフォローしている相手からの通知に絞り込むことができます

  • Twitterの「プッシュ通知」、フォロー相手に限定する設定-2

    例として「@ツイートと返信」の設定を開きました。「カスタマイズ」が選択されていれば、自分がフォロー中のアカウントからの反応だけが通知されます

「アカウント通知」がオフになっている可能性

Twitterで自分がフォローしているアカウントのプロフィール画面を開くと、通知ボタンを見つけることができます。通知ボタンをオンにすると、相手アカウントがツイートしたり、ライブ放送を始めると、自分に通知が届きます。このことを「アカウント通知」と呼びます。

アカウント通知を有効にしたはずが、何かの拍子に通知ボタンがオフになって、「通知がこない」となっている可能性も否定できません。相手のプロフィール画面にアクセスして、通知ボタンの状態をチェックしましょう。

また、アカウント通知を有効にしている場合は、「プッシュ通知」設定の「ツイート」という項目で対象アカウントを確認できます。

  • Twitterのプロフィール画面、通知ボタンがオフの状態

    自分がフォローしているアカウントのプロフィール画面には通知ボタンが表示されます

  • Twitterのプロフィール画面、通知ボタンがオンの状態

    プロフィール画面の通知ボタンをオンにすると黒く反転して、アカウント通知が有効となります

  • Twitter、「プッシュ通知」設定の「ツイート」-1

    「プッシュ通知」設定の「ツイート」には、自分がアカウント通知を設定した数が表示されます

  • Twitter、「プッシュ通知」設定の「ツイート」-2

    「プッシュ通知」設定の「ツイート」を開くと、自分がアカウント通知を設定した相手を確認できます

ブロックあるいはミュートの可能性

Twitterで自分が相手をブロックした場合は、相手は自分に対してアクションできなくなるので、プッシュ通知が届くことも通知タブに何か表示されることもありません(※)。自分が相手にブロックされた場合も、相手のアクションがプッシュ通知や通知タブで知らされることはありません。

※第三者が自分と相手に同時にメンションした場合、自分がフォロー中のアカウントが相手にメンションした場合など、稀に例外があります。

自分がフォロー中の相手をミュートした場合は、スマホの画面にプッシュ通知は届きませんが、Twitterの通知タブに相手のアクションが表示されます。自分がフォロー中の相手にミュートされた場合は、相手が自分に対してアクションするとプッシュ通知が届き、通知タブにもそのことが表示されます。

下表は筆者が検証した結果をまとめたものです。Twitterアプリの通知設定は標準のまま。「プッシュ通知」→「リプライ」の項目は「カスタマイズ」、「フィルター」は設定せずにテストしています。検証に用いたアカウントは相互フォローの状態です。

プッシュ通知 通知タブ
ブロックされた側がリプライ リプライ不可 リプライ不可
ブロックした側がリプライ 通知こない 表示なし

プッシュ通知 通知タブ
ミュートされた側がリプライ 通知こない 表示あり
ミュートした側がリプライ 通知くる 表示あり

  • Twitterでブロックすると通知はこなくなる

    Twitterで自分が相手をブロックしたときの確認メッセージです。相手からの通知は表示されなくなると記されています

それでもTwitterの「プッシュ通知」がこない場合の対処法

ここまで解説してきた原因と対処法はすべて、通信環境やスマホ本体に問題がないことを前提にしたものです。Twitterからプッシュ通知がこない原因がOSやアプリの設定以外かもしれないと思ったら、下記の項目を確認したり、試してみましょう。

Twitterアプリの問題が疑われる場合

  • Twitterアプリを終了して、再び開く
  • Twitterアプリを最新版にアップデートする
  • Twitterアプリのキャッシュを削除する
  • @TwitterSupportなどで不具合情報を確認する

スマホ本体の問題が疑われる場合

  • 端末を再起動する
  • iOSやAndroid OSを最新版にアップデートする
  • iOSやAndroid OSのキャッシュを削除する
  • 不要なアプリやデータを削除する(空き容量を確保する)

通信環境の問題が疑われる場合

  • そもそも「圏外」の場所にいないか確認する
  • 通信キャリアに障害が発生していないか確認する
  • Wi-Fiルーターが正しく動作しているか確認する
  • 接続はできていても、通信速度が極端に遅くないか確認する
  • 機内モードに設定していないか確認する

「通知タブ」にほしい通知がこない原因と対処法

ここからは「プッシュ通知」以外の通知について解説します。

Twitterの通知タブには、自分に向けてのあらゆる通知が集約されます。通信環境や使用端末は万全の状態なのに、通知タブにほしい情報が届かない場合は、通知タブの設定ボタンをタップして、「フィルター」の項目をチェックしましょう。なお、自分がフォローしているアカウントの通知には「フィルター」が適用されません。

  • Twitterの通知設定→クオリティフィルター

    Twitterの通知設定(通知タブ→設定ボタン)から「フィルター」に進んだ画面です。「クオリティフィルター」が有効になっていると、Twitterが不快なコンテンツと判定したものが通知されなくなります

  • Twitterの通知設定→ミュートしている通知

    Twitterの通知設定(通知タブ→設定ボタン)から「フィルター」→「ミュートしている通知」に進んだ画面です。オンに設定されている項目は通知対象から除外されます。標準設定ではすべてオフです

このほか、ミュートしているキーワードがある場合はその影響が通知にも及びます。

「メール通知」がこない原因と対処法

Twitterからメール通知が届かない場合は、通知タブの設定ボタンから「設定」→「メール通知」と進んで、設定状態を確認しましょう。自分のほしい情報にあたる項目がオフになっているかもしれません。

【関連記事】
Twitterのメール通知を停止する設定方法

「SMS通知」がこない原因と対処法

Twitterの通知設定には「SMS通知」という項目がありますが、SMS通知はすでに廃止された機能です。自分に対してのリアクションやTwitterからのおすすめ情報がSMSで通知されることはありません。

ログイン時などに「認証コード」がSMSで届くことがありますが、これと通知設定にある「SMS通知」は無関係です。認証コードがSMSで届かず、困っている場合は下記の関連記事をご参照ください。

【関連記事】
Twitterの認証コードがSMSで届かない! その原因と対処法を解説

まとめ

筆者の感覚としては、Twitterで通知がこない場合、OSやアプリの通知設定を変更したことが原因となっているケースは稀だと思います。もし、過去に変更したなら、なんとなくその記憶もあることでしょう。

この記事で解説した中では、「おやすみモード」や「低電力モード」に移行して気づいていない場合、自分からフォローを外した場合あたりの確率が高そうだと予想します。通知設定を変更した記憶がなければ、アプリやスマホ本体の再起動を先に試してから原因を探るのもよいでしょう。