お笑い芸人の吉住、水川かたまり(空気階段)、岩崎う大が脚本を書き下ろす3夜連続ドラマ『脚本芸人』が、フジテレビ系で6月22日~24日(23:00~)に放送されることが27日、明らかになった。

  • (左から)吉住、水川かたまり、岩崎う大=フジテレビ提供

このドラマは、コントネタに定評があり文才あふれる吉住、水川、う大が脚本を1話ずつ担当し、3夜連続で放送。テレビ局の各部署で巻き起こるさまざまな出来事を、1話から2話、2話から3話へと連動する物語として展開される。

第1夜を担当する吉住は、『THE W 2020』王者のピン芸人。恋愛を題材としたコントと独特な視点で作り出すキャラクターが持ち味だが、今作ではテレビ局のエントランスで起こる女優と警備員の愛らしいやりとりをコミカルに描く。

第2夜を担当するのは、『キングオブコント2021』王者・空気階段の水川かたまり。圧倒的王者として制したキングオブコントではSMクラブやメガトンパンチマンなるキャラクターのネタを披露するなど、唯一無二の設定とキャラクターが人気だが、今回は映像編集室を舞台に、ベテラン編集マンと若手ディレクターの小気味いいテンポの攻防を繰り広げていく。

そして第3夜のラストを担うかもめんたる・岩崎う大は『キングオブコント2013』の王者で、う大自身が狂気じみた役を演じるホラーまがいのコントを得意とする。今作でもテレビ視聴者からの意見やクレームに対応する部署「視聴者センター」に関するストーリーで、とんでも&ホラーすれすれの展開を描くなど“う大ワールド”全開の作品となっている。

監督を務めるのは“チェリまほ”の愛称で親しまれた人気ドラマ『30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい』(20年、テレビ東京)や切ない人間模様を描いた『うきわ -友達以上、不倫未満-』(21年、同)でメガホンを取った風間太樹氏だ。

3人のコメントは、以下の通り。

■吉住
「もともとドラマ脚本のお仕事には興味があったんです。そういう仕事が来たときのためと言ったらおこがましいのですが、前回の単独ライブでも長尺のネタを考えて長い作品も書けるようにしておいた方がいいかなと思っていた中でお声がけしていただけたので『是非やります!』という気持ちでした。一緒に脚本を書く方がう大さんとかたまりさんということだったので…ここの中に私も入れてもらえるんだ、という喜びが大きかったですね。作品自体は1夜から2夜、3夜となるにつれて芸人らしい濃さがどんどん出てくると思うので、3夜通してみていただけたらうれしいです」

■水川かたまり(空気階段)
「他に一緒に手掛けるのが、う大さんと吉住さんというお二人だったのでうれしいのと同時に緊張もしていました。目の前にいるので恥ずかしいですが…芸人の先輩の中でう大さんのことをめちゃくちゃ尊敬しているので、緊張感を持って台本を作れましたね。放送は梅雨の時期ど真ん中なので…見て笑って梅雨を吹き飛ばしていただきたいです!」

■岩崎う大(かもめんたる)
「芸人が脚本を務めるドラマ作品があったら絶対に参加したかったので、すごくうれしかったです。今までこういう企画はなかなかなかったのですが、『脚本芸人』が新しいスタンダードになる可能性も大いにあるので、刮目(かつもく)せよ!!と言いたいです」

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