アサヒ飲料は5月25日、2022年10月1日出荷分から一部商品の価格を改定すると発表した。
■コスト上昇に対応
対象の品種は、PETボトル・コンク・ボトル缶・缶商品。主な対象商品は、「三ツ矢」「カルピス」「ウィルキンソン」「アサヒ 十六茶」「アサヒ おいしい水」など。改定率は、メーカー希望小売価格を約4~16%引き上げとなる。
同社によると、現在、原油価格の高騰や国際情勢の混乱などの影響を受け、原材料価格や包装資材、エネルギー価格に加えて、陸上・海上輸送にかかる物流費などのコスト上昇が継続しているという。
このような厳しい環境の中、高品質で安心・安全な商品を安定的に提供するため、事業活動全体でコスト削減や生産性の向上に努めてきた。だが、各種コストの上昇は今後も継続するものと想定され、企業努力だけで吸収することが困難な状況であるため、今回やむを得ず一部商品を対象に価格改定に至ったとしている。