アユートは、Astell&Kernの高出力設計ハイレゾプレーヤー「KANN」シリーズ第4弾、「KANN MAX」の発売日を5月28日に決定した。店頭価格は19万9,980円前後を見込む。
高出力と低歪み、高いSN比を追求したKANNシリーズの最新機種。「Engineered to Powerful Perfection」をスローガンに掲げ、従来機の長所を活かしつつ、これまで据え置き型ヘッドフォンアンプである「ACRO CA1000」でしか実現できなかった4段階のゲイン調整と、KANNシリーズ最大となる15Vrmsもの超高出力(バランス接続時)をポータブルサイズで実現。ノイズ干渉を抑え、音質にこだわった設計も採用している。
KANN MAXの主な特徴は以下の通り。
- 4段階ゲイン調整と最大15Vrmsの高出力でさまざまなヘッドホンを駆動
- 独自の回路設計により高出力と低ノイズ、ポータビリティーを両立
- ESSのクアッドDACチップ「ES9038Q2M」搭載
- 主要回路を一体化したサウンドソリューション「TERATON ALPHA」採用
- 最大PCM 768KHz/32bit、DSD512のネイティブ再生に対応
- 3.5mmアンバランス(光出力兼用)、2.5mmと4.4mmのバランス出力を装備
- Bluetooth 5準拠、aptX HD、LDACコーデックに対応
KANN MAXをスマートフォンのBluetoothレシーバーやとして使ったり、Bluetoothスピーカーでプレーヤーの音楽をワイヤレス再生する「BT Sink」機能を装備。
また、Wi-Fi(2.4GHz/対応)にも対応し、音楽ストリーミングサービスの楽曲を再生したり、同じネットワーク上にあるPCやスマートフォン、FTPプログラムなどを使ってワイヤレスでファイル転送できる「AK File Drop」機能を利用したりできる。
本体のデザインコンセプトは「高性能スポーツカーのあふれる馬力」と「ロケットエンジンの強烈なパワー」。
KANNシリーズのアイデンティティを継承しつつ「高性能スポーツカーのように薄型でハイパワーな性能を誇りたい」という思いでデザインしたという。具体的には、下から上に向かって急激に細くなる六角形のトップラインでスリムな形状を強調し、背面のヘアライン処理でスピード感を表現、力強い出力が得られるという自信を示したとのこと。また、本体側面のボリュームホイールに巻いたホイールプロテクターで「搭載された強力なエンジンをイメージして火花を散らし、今にも飛び出してきそうな力強さを醸し出した」とする。
ボリュームホイールのリング状のLEDの光り方によって、再生中の曲のビットレートや音量レベルを表す。また、音量の異なる音源を同一の音量レベルに調整する「ReplayGain(リプレイゲイン)」機能を備え、192kHz/24bitまでの音源であればトラック間の音量を自動的に調整し、自分のプレイリストをシームレスに楽しめるとする。
4.1型/720×1,280ドットのタッチスクリーンを搭載。64GBのストレージを内蔵し、最大1TBまでのmicroSDカードでストレージ容量を拡張できる。容量5,600mAhのバッテリーを内蔵し、約13時間音楽を再生可能(44.1kHz/16bitのFLACを低ゲイン設定のアンバランス出力で音量40で聞いた場合。画面はオフ)。本体サイズは117×68.3×23.6mm(縦×横×厚さ)、重さは約305g。
別売オプションとして、専用ケース「KANN MAX Case」を同日発売。価格はオープンプライスで、店頭価格は16,980円前後を見込む。カラーはBlack、Khaki Brown、Bluish Greenの3色で、このうちKhaki BrownとBluish Greenはアユート直販サイト「アキハバラe市場」限定販売となる。