米Microsoftは5月25日(現地時間)、オンラインで発表会「Microsoft Build 2022」を実施し、その中でSnapdragon compute platformを搭載する開発者向けデスクトップPC「Project Volterra」を発表した。
SoCにSnapdragon compute platformを採用し、Arm版Windowsをインストールする開発者向けキット。CPUやGPUに加えて新しくNPU(Neural network Processing Unit)へのサポートを追加している点が特徴で、開発者はSoCの新機能をローカル環境で試すことが可能になる。そのほかArmネイティブアプリケーションとして「Visual Studio 2022 & VSCode」「Visual C++」「.NET 6 and Java」「クラシックな.NET Framework」「Windows Terminal」「WSL and WSA for running Linux and Androidアプリ」を提供予定。さらにPythonやNode、git、LLVMなど多くのオープンソースプロジェクトをArmネイティブにするべく取り組んでいるという。
外観はMac miniのような四角く薄い形状で、ボディは金属製ではなくリサイクルした海洋プラスチック製。重ねて使うこともできる。