オリジネーターは5月25日、「外国人留学生から見た日本の就職活動」に関する調査結果を発表した。調査は2022年2月、日本で就職活動中または日本の企業で働いている・働いていた『リュウカツ』登録者301人を対象に行われた。
調査結果は以下の通り。まず「日本企業の選考(採用活動)に関して、改善してほしいこと」を聞いたところ、トップスリーは「選考プロセスの複雑さ」(54.8%)、「適性検査」(47.2%)、「面接の回数が多い」(46.5%)だった。
また、日本企業の選考(採用活動)で疑問に感じたことには、「一気に同じ時期に就職しないといけない理由が意味不明」「新卒採用より中途採用がかなり少ない」「知識 よりも"日本語"が優先された」「学校で学んだ知識と関係ない、人柄で決める」などが挙がっている。
さらに、「みんなパンプスを履くこと(女性)」「履歴書をemailやネットで送っているのに、面接時に履歴書を持参しなければならない」「選考の合格と不合格の理由を明確に教えてくれない」などの声もあった。
次に、「日本企業の選考(採用活動)に関して、良いと思うこと」を尋ねると、「仕事経験がなくても採用される」(49.8%)、「企業との様々な接点(説明会やインターン等)があり、企業理解が深まる」(40.5%)、「選考プロセスがしっかりしているので、じっくり取り組める」(32.2%)が上位にきていた。
そして、「就職活動を通じて接した企業の中で、魅力的な企業だと思ったこと」には「面接官から仕事に対する情熱を感じたこと」「一次面接後、実際の現場で活躍している方に質問ができるように特別に機会を用意してくれた」「採用可否にかかわらず、人事の方がしっかりフォローしてくれた」「人事の人が仕事の内容だけじゃなくて求職票に書いてないことまで丁寧に教えてくれた」などのコメントが寄せられている。