Appleは5月24日(米国時間)、開発者カンファレンス「WWDC(Worldwide Developers Conference)22」(6月6日〜10日)のプログラムを公開した。

WWDC22は6月6日午前10時(日本時間6月7日午前2時)に基調講演からスタートする。apple.com/jp、Apple Developerアプリ、Apple TVアプリ、YouTubeなどを通じて配信され、誰でも視聴できる(終了後にオンデマンドで視聴できるように公開する)。

例年通りなら、基調講演はAppleのプラットフォーム (iOS、iPadOS、macOS、tvOS、watchOS)の次期メジャーバージョンを発表する場になる。プログラム公開と共に更新されたWWDC22の公式サイトのイラストにはミー文字風の横顔が並んでおり、真ん中のキャラクターがメガネをかけている。そのことから、rOS(またはRealityOS)と呼ばれて噂されるAR/VR向けの新プラットフォームが「発表されるのでないか」と一部で指摘されている。ただし、Appleは昨年もWWDCのイラストにメガネをかけたキャラクターを使っており、同様の指摘は昨年もあった。WWDCの基調講演では次期プラットフォームの発表だけではなく、Apple Musicのようなサービス、Mac ProやMacBook Proのようなプロフェッショナル向けのハードウェア製品を発表することもある。同社は3月のスペシャルイベントで、MacのApple Silicon移行の最後のステップとして新型「Mac Pro」に言及している。

基調講演に続いて、6月6日午後2時(日本時間6月7日午前6時)から「Platforms State of the Union」が行われる。基調講演での発表、各プラットフォームの進化、ツールやテクノロジーについてより深く掘り下げて解説するセッションで、Apple DeveloperアプリとApple Developerウェブサイトで配信される。そして6月6日午後5時(日本時間6月7日午前9時)に「Apple Design Awards」の発表・表彰が予定されている。

WWDC22は完全オンライン形式で開催され、Apple DeveloperアプリとApple Developerウェブサイトを通じて、6月7日(日本時間6月8日)からセッション・ビデオの提供が始まる。ポスト時点で字幕などは英語のみになるが、夏に他の言語が追加される予定だ。