SBIエステートファイナンスは5月25日、60歳以上のシニア世代で持ち家がある人を対象とした「YouTube利用に関する実態」に関する調査結果を発表した。調査期間は2022年4月19~28日、調査対象は1都3県に持ち家がある60歳以上の個人、有効回答は232人。
シニアのYouTube利用率は9割弱
住み替えやリフォームなどの住まいに関する情報は、どこで収集しているか尋ねたところ、最も多かったのは「WEBサイト」(38%)で、オールドメディアと呼ばれる「新聞・雑誌」(23%)や「テレビ・ラジオ」(13%)を大幅に上回った。
YouTubeの視聴経験がある人は87%。視聴端末については、「パソコン」が62%と圧倒的に多く、次いで「スマホ」が25%、「テレビ」が7%、「タブレット」が6%となった。
YouTubeでどんな情報番組があったら視聴するか聞くと、1位「音楽」(35%)、2位「ニュースと政治」(31%)、3位「映画」(30%)とテレビと同様の内容が上位を占めた。また、「金融・不動産」(19%)が「ドラマ」(19%)や「ペットと動物」(13%)などと同水準となり、同調査では「娯楽ではなくノウハウを学ぶ動画にも一定数関心がある」と推察している。
住み替えの情報に関する動画と記事を提示し、どちらがわかりやすかったか問うと、「動画(どちらかといえば含む)」が53%を占め、「記事」(28%)の約2倍となった。
今後、YouTubeで情報収集したいかとの質問には、48%が「そう思う(どちらかというと含む)」と回答。理由としては、「手軽に情報取集できる」(74歳男性)、「視覚でわかるので、とってもわかりやすい」(60歳女性)といった意見がみられた。同調査では「シニア世代の情報収集のツールとして、YouTubeがさらに拡大しそうだ」と分析している。