デロイト トーマツ グループは5月24日、今回で25回目を迎える「Global Powers of Retailing」の最新版を日本語訳したレポート「世界の小売業ランキング2022」を発表した。全世界の小売企業から2020年度の売上高上位250社をランキングにまとめた。

トップ4は前年と同順位

  • 上位10位の小売企業

上位250社の総小売売上高は5兆1,000億米ドル(前年度4兆8,500億米ドル)、平均小売売上高は204億米ドル(同194億米ドル)、2015年度から2020年度における小売売上高の年平均成長率は4.7%となった。

上位10社のうちトップ4は前年と同順位で、1位「Walmart」(米国)、2位「Amazon.com」(米国)、3位「Costco Wholesale」(米国)、4位「Schwarz Group」(ドイツ)と続いた。一方、中国で大手ECサイトを運営する「JD.com」が前年より順位を4つ上げ、中国企業として初のトップ10入りを果たした。

今回、日本企業でトップ250入りした企業数は前年より1社増の29社で、最上位は14位にランクインした「イオン」。次いで19位「セブン&アイ・ホールディングス」、55位「ファーストリテイリング」、65位「パン・パシフィック・インターナショナルホールディングス」、70位「ヤマダホールディングス」などとなった。また「上新電機」が初めて241位に入っている。