キヤノンは5月24日、RFマウント向け製品としては初となる、APS-Cサイズセンサー搭載カメラ用交換レンズ「RF-S18-45mm F4.5-6.3 IS STM」と「RF-S18-150mm F3.5-6.3 IS STM」の2製品を発表した。両製品ともに6月下旬頃の発売を予定しており、価格はオープンプライス。直販価格はRF-S18-45mmが42,500円前後、RF-S18-150mmが68,500円前後。
両製品ともに、RFマウントのAPS-Cサイズセンサー搭載カメラ用に新開発したという新しいレンズシリーズ。小型・軽量サイズを実現してAPS-Cセンサー搭載ボディとのマッチングを図ったほか、ステッピングモーターによる高速・静音なAF駆動に対応。APS-Cセンサー搭載RFマウントボディに加え、RFマウントのフルサイズセンサー搭載カメラボディに装着しての撮影も行える。
RF-S18-45mm F4.5-6.3 IS STM
沈胴式機構を採用したことで、全長44.3mm、重さ約130gとコンパクトなサイズ感を実現した標準ズームレンズ。レンズ側に手ブレ補正機構を内蔵して単体で4.0段、「EOS R7」装着時にはボディ内手ブレ補正機構との協調で最大6.5段分の補正効果を実現。フォーカスリングとコントロールリングを一体にした操作部を備えている。
- 対応マウント:キヤノンRF
- 焦点距離:29~72mm(35mm判換算)
- レンズ構成:7群7枚(非球面レンズ×2)
- 絞り羽根:7枚
- 絞り:22~32
- 最短撮影距離:AF時:0.2m(18mm時)、MF時:0.15m(18mm時)
- 最大撮影倍率:AF時:0.16倍(45mm時)、MF時:0.26 倍(45mm時)
- 全長×最大径:44.3×69mm
- 重さ:約130g
RF-S18-150mm F3.5-6.3 IS STM
35mm判換算で29~240mmの広角から望遠を広くカバーし、約8.3倍の焦点距離範囲を備えた高倍率ズームレンズ。手ブレ補正機構に「ダイナミック IS」を搭載する点が特徴で、動画撮影時の手ブレを効果的に補正。特に広角側で大きな効果が得られるとしており、あるきながらの動画撮影も快適に行えるという。
- 対応マウント:キヤノンRF
- 焦点距離:29~240mm
- レンズ構成:13群17枚(UDレンズ×1、非球面レンズ×2)
- 絞り羽根:7枚
- 絞り:22~40
- 最短撮影距離:0.25m(18~50mm時)、0.45m(150mm時)
- 最大撮影倍率:0.31倍(150mm時)
- 全長×最大径:86.5×60.9mm
- 重さ:約300g