ディスコは5月23日、「2023年卒採用活動の感触等に関する緊急企業調査」を発表した。調査は5月9~12日、全国の主要企業1万4,323社を対象にインターネットで行われ、901社が回答した。
調査結果は以下の通り。まず「2023年卒採用予定数(前年との比較)」を聞くと、「2022年卒採用よりも増やす見込み」(33.1%)、「2022年卒採用と同程度の見込み」(56.8%)、「2022年卒採用よりも減らす見込み」(5.4%)、「採用する見込みだが、採用数の増減は未定」(4.7%)だった。
そして、「現時点での採用活動の感触」を尋ねると、「大変順調である」(2.4%)、「順調である」(23.1%)、「どちらでもない」(32.3%)、「苦戦している」(33.6%)、「大変苦戦している」(8.6%)だった。
苦戦と答えた企業が4割を超え、順調と答えた企業を16.7ポイント上回り、前年より「苦戦」が大幅に増加する結果となっている。
特に、「従業員300人未満の中小企業」は苦戦と答えた合計が49.1%に上り、厳しさが目立っている。
次に、「今夏のインターンシップ等の実施予定」を聞いたところ、全体では「実施する予定」(64.4%)、「実施しない予定」(21.6%)、「未定」(14.0%)だった。
そして、「2024年卒採用見込み」を聞くと、「増える見込み」(11.5%)、「2023年卒並みの見込み」(62.3%)、「減る見込み」(3.1%)、「未定」(22.4%)、「採用予定なし」(0.7%)となっている。
さらに、「ジョブ型採用の導入状況」を聞いたところ、全体では「既に実施している」(11.3%)、「今後の実施が決定している」(0.4%)、「実施に向けて検討中」(7.4%)、「今後検討したい」(39.4%)、「実施も検討もする予定はない」(41.4%)という結果に。
なお、業界別では「IT」(17.7%)が一番積極的となっている。