お笑いコンビ・ピースの綾部祐二の初著書となるエッセイ集『HI, HOW ARE YOU?』(KADOKAWA)が、7月16日に発売される。それに先駆け、5月23日より特典付き商品などの予約が開始された。
「ハリウッドスターになって、レッドカーペットを歩く」。レギュラー番組を9本持ち、人気の絶頂期にあった綾部祐二が活動拠点をアメリカに移すことを宣言したのは、2016 年のこと。そして翌年、40歳の誕生日を目前に控えた10月に綾部はニューヨークに渡った。それから現在に至るまで、綾部は取材に応じることなく、また帰国することもなかったが、渡米から5年経過した節目に、また拠点をニューヨークからロサンゼルスに移すという人生の転換期に、エッセイ集を発表することとなった。
中で語られるのは、「突然渡米した理由、一度も日本へ帰国しない理由」「ニューヨークに渡ってからの生活や仕事のこと」「未だもがき苦しんでいる英語や自身の体験から考えた英語教育について」など。そしてそのすべてに、綾部の人生哲学――人生というのは、自分が監督で主演、そして客も自分。だから自分が納得できる作品にしないといけない――が通っている。
KADOKAWAは「綾部祐二という、『一人の人間が、自分の意思で決断し、現状を捨て、夢を追いかけて、新たな冒険に出るストーリー』は、閉塞感に覆われた現代を生きる多くの人たちにとって大いに参考になるものです。楽しい気持ちになれるエッセイ集として、正解の見えない世の中に一つの指針を示す人生の書として、多くの方々に手に取っていただけたらと思います」としている。
なお、綾部はYouTubeチャンネル『YUJI AYABE from AMERICA』を5月19日よりスタート。「渡米してから3~5年間は何も言わない」と決め、沈黙を続けてきた綾部が、アメリカでの生活や仕事の様子、等身大の英語力や英語でのコミュニケーションなどを披露していく。
■綾部祐二コメント
このたび、渡米5年という節目に本を出版させてもらうことになりました。
この本はピース綾部という人間を皆さんにもっと知ってもらおうというものではありません。
こんな生き方をしている人間もいる、というひとつのサンプルです。
もしこの本を読んで、何か皆さんにとって少しでもプラスになることがあれば嬉しいかぎりです。
第153回芥川賞作家・又吉直樹 アシスタント
YUJI AYABE