NEXERが運営する日本トレンドリサーチは5月20日、「体育座りに関するアンケート」の結果を発表した。同調査は5月17日~19日、「学校で『体育座り』をしたことがある」と回答した全国の男女1,250名を対象に、インターネットで実施した。

  • 床に座る場合の最も楽な座り方

床に座る場合の最も楽な座り方について尋ねたところ、最も多い回答は「あぐら」(49.2%)だった。次いで「体育座り」(18.6%)、「横座り」(12.0%)、「長坐位」(7.4%)となっている。

「体育座り」を選んだ人に、他の座り方よりも良いと思う点について聞くと「脚が圧迫されずしびれないから」「バランスがとりやすく、体のどの部分にも無理がないように感じる」「1番慣れてるから」といった声が寄せられた。

最も座りにくい座り方について尋ねると、圧倒的に多い回答は「正座」(60.8%)だった。「体育座りが座りにくい」と答えた人の割合は3.6%だった。

  • 最も座りにくい座り方

「体育座り」が他の座り方よりも辛いと思う点について聞くと「おしりが痛い。お腹が締め付けられる」「お腹も圧迫されているような気がしてしんどい」「背筋をきちんと伸ばさないと座りづらいから。長時間はキツいから」「体が硬いから」といった声が挙がった。

「体育座り」を学校で廃止する動きについてどのように感じたか尋ねたところ、49.4%が「良いと思う」と回答した。その理由は「お尻が痛くなりすごく嫌だった」「軍隊でもないのに特定の姿勢を強要されるのはおかしい」「強制されて体育座りには嫌な思い出しかないから」「時代に合わせていくべきだと思う」といったものだった。

  • 「体育座り」を学校で廃止する動きについてどのように感じたか

「良くないと思う」と答えた割合は6.7%だった。「体育座り以外の座り方だと全体が乱れてしまうから」「腰に良くない理由や根拠が無い」「圧迫するほどしっかりと座っている子を見たことないしある程度の調整は自分でできるから」「本当ならばなぜ今まで推奨していたのか疑問」という声が寄せられている。

「どちらとも言えない」と回答したのは43.9%だった。理由としては「昔からしている事が今になって急に変わる事に戸惑いがある」「あまり体に良くないことを実感できないので」「そんな悪影響がある事は初めて聞いたし、信じがたいから」「内臓に良くないならやめた方がいいとは思うが、自由な座り方にしてしまうと、だらけてしまいそう」といったものが挙げられた。