NEXERが運営するキャリアバイブルは5月20日、「職場でのストレスに関するアンケート」の結果を発表した。同調査は5月14日~17日、現在会社に「役員」もしくは「従業員」として勤めている全国の男女1,185人を対象に、インターネットで実施した。
職場でのストレスについて当てはまるものを尋ねたところ、77.5%が「少しストレスが溜まっている」「かなりストレスが溜まっている」と答えた。
ストレスが「溜まっている」と回答した人に、職場でのストレスの一番の原因について聞くと、最も多い回答は「給与や待遇が悪い」(23.0%)だった。具体的にどのようなストレスであるか聞くと、「仕事量が増えてきているが昇給やボーナスに反映されていない」「同年代の平均給与と比較して、格段に少ない」「給料が長年働いていても余り上がらない」「給与と仕事量のバランスがあってない」といった声が寄せられた。
2番目に多い原因は「仕事量の多さ」(21.1%)だった。「トイレに行く暇もないくらい時間に追われる」「一人でやっているのでやることが多く常にオーバーフロー気味」「あちこちから仕事をふられる」「お客さんが多いため対応しきれず休憩時間も取れないことがストレスに感じる」などの声が挙がっている。
3番目に多い原因は「上司との人間関係」(16.8%)、4番目は「同僚との人間関係」(15.3%)、5番目は「部下との人間関係」(4.1%)だった。「上司が全く頼りにならず、何のために役職がついているのかわからない」「パワハラ、モラハラをするような人や、心の狭い人など、人間性に問題のある人たちがいる」「コミュニケーションが取れない同僚がいる」「部下が仕事をしないことへの苛立ち」といった理由でストレスを感じている人が多かった。
「コロナ禍関連」といった回答も1.7%見られた。「コロナの影響で売り上げが激減している」「コロナのせいで予定がころころ変わる」「コロナ禍なので仕事がはかどらない」などのコメントが寄せられている。
「ストレスが溜まっている」と回答した人に、ストレスの発散はできているか尋ねたところ、51.9%が「できていない」、48.1%が「できている」と答えた。
ストレス発散ができていると答えた人に、具体的な発散方法を挙げてもらったところ、「ジムで汗を流す。サウナに入る」「ゴルフの打ちっぱなしで思いっきり振り回す」「同じ思いの同僚と愚痴を言い合ったり、カラオケに行って大声で叫んでいる」「好きなものを食べて飲んでだらだらする」「お気に入りの動画を観たり、本を読んだりしています」といった声が集まった。