マイナビが運営する独立・開業支援サイト「マイナビ独立」はこのほど、「2022年版 独立・開業に対する意識調査」の結果を発表した。全国の20~60歳の個人1万8,805人を対象に、独立・開業に対する興味の有無を調査したうえで、「独立・開業に興味がある」と回答した1,000人を対象に集計した。調査期間は2022年3月17~22日。

「独立・開業に興味がある」人は減少

  • 独立・開業に興味がある割合

全体調査で「独立・開業に興味がある」と回答した割合は41.9%で、前年より2.0ポイント減少した。男女別にみると、男性は前年比2.8ポイント減の50.7%、女性は同1.1ポイント減の33.4%となった。

独立・開業を考えるきっかけを聞くと、最も多かったのは「収入を増やしたい」(28.2%)で4年連続の首位を獲得。次いで2位「やりたいことがある」(21.4%)、3位「自分の能力を試したい」(15.1%)と続いた。

  • 独立・開業を考えたきっかけ

独立・開業時に最も重視する点については、「自分のペースで働ける・自分の時間を持てること」(20.0%)が4年連続の1位。以下、2位「生涯に渡って働けること」(11.5%)、3位「自分の考えやアイデアを実現できること」(10.8%)、4位「人間関係のストレスなく働けること」(10.3%)となった。

興味のある業種を尋ねると、男女とも「その他各種サービス」(男性36.1%、女性30.0%)が1位に。以降、男性は2位「IT・通信・情報・携帯電話」(24.4%)、3位「飲食」(20.0%)、女性は2位「飲食」(21.6%)、3位「塾・スクール」(16.0%)と続いた。

  • 興味のある業種(男女別)

時勢(コロナウイルスの流行による影響を含む)の変化が独立・開業の検討に影響したか問うと、前年同様に前年代で「特になし」が最も多い結果に。一方、「検討していたが独立・開業を見送った」との回答は20代・30男性と20代女性を除く年代で2割を超え、20代・30代は「時勢の影響を受けずに独立・開業を検討している傾向が見られた」(同調査)という。