マイナビは5月23日、「2022年4月度 正社員の平均初年度年収推移レポート」「2022年4 月度 正社員求人掲載数・応募数推移レポート」を発表した。

調査は4月1~30日、全国47 都道府県を対象に、『マイナビ転職』に掲載開始された求人情報、応募数から「雇用形態が正社員以外のデータ」を除いて集計された。

調査結果は以下の通り。まず「4月の全国平均初年度年収」(454.7万円)は前月から1.7万円の減少、前年同月から1.8万円増加となった。また、業種別にみると、全体では「IT・通信・インターネット」(523.7万円)、「金融・保険」(490.7万円)、「不動産・建設・設備」(482.5万円)が上位トップスリーだった。

  • 4月の全国平均初年度年収

  • 4月の全国平均初年度年収(業種別)

なお、エリア別で見たところ、「関東」(470.5万円)、「関西」(440.4万円)、「東海」(437.4万円)と続き、関東の「経験者求人の初年度年収」(547.3万円)で、最も低い「甲信越・北陸」(456.9万円)と比較して90万円以上の差があった。

  • 4月の全国平均初年度年収(エリア別)

次に、4月の企業による求人掲載数は「2018年平均比」132.0%で前月から4.4ポイント減少。応募数は2018年平均比96.8%で、前月から7.8ポイント減少する結果となった。

  • 企業による求人掲載数

また、2022年(1~4月)の平均で求人数が最も伸びている職種は「ITエンジニア」(177.9%)、「建築・土木」(162.1%)、「企画・経営」(158.5%)が上位となった。

そして、コロナの影響が大きかった飲食関連の職種「販売・フード・アミューズメント」も2022年(1~4月)平均ではコロナ前の約9割の求人数まで回復している。

  • 2022年(1~4月)の平均で求人数が最も伸びている職種